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結局Knightsはりま先輩が回収しにきたことにより、これから再びレッスンに戻るようだ。
司君は最後まで何かを言いたそうだったけど「お姉さま〜」っとりまちゃんに抱き着いていた。
ちょっとどころかかなりそれに関してモヤモヤしたのはおかしくないよね
私はというと、先ほどと同様に芝の坂に腰を下ろして静かになったグラウンドを眺めていた
女1)浬君!一緒に帰ろ〜
女2)抜け駆けダメ!私も一緒に帰りたい!
なんてお決まりの取り合いの声が聞こえる
それを合図にゆっくり帰り支度を始める
浬のやつ、もて男のくせになんで彼女作んないんだろ。作れば多少女の子から解放されると思うんだけど
なんて考えつつ、浬に彼女がいるなんて想像できなくて笑ってしまう
一生独りなことはないと思うけど、浬の彼女になる人は面倒見いい子かな
A)痛い
手刀が頭に落ちてきた。さすりながら顔をあげれば、相変わらず涼しい顔してる幼馴染が私を見下ろしていた
A)声かけてよ
浬)何か考えてるときは音全部聞こえないくせに
A)確かに
浬)あほ、ほら帰るぞ…遅くなって悪い。今日はなかなかしぶとかった
A)頑張る乙女にしぶといとか失礼
浬)…
たしなめるが不服そうな顔をする浬
この調子だと彼女ができる日はまだまだ遠そうだ
さりげなく私の荷物をもって先を歩く浬の背中を小走りで追った。
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作者名:♪護♪ | 作成日時:2017年3月15日 2時