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ユニット活動 side,M ページ5
朝のアレも落ち着いて、何とか、1日が終わった。
ユニット活動中だ。
結局、凛月とは一度も話せなかった。
あいつも話そうとはしなかったし、それなりに俺に気を使ってくれたのかもしれないけど。
……それはそれで、ちょっと寂しい。
「衣更?聞いてるか?」
「え、あぁごめん、ぼーっとしてた」
「サリ〜珍しいね、ぼーっとしてるなんて!」
スバルがボールペンの先を俺に向けた。
「わっ!ちょ、スバル、ペン先!」
「まだ治んないんだ?先端恐怖症、だっけ」
真が俺の顔を覗いた。
俺は頷く。
小さい頃、何かあったっぽいんだけど、まるで覚えてない。
そこだけの記憶を、ポッカリ誰かにもってかれたみたいに。
「衣更くん、レッスン再開するって……大丈夫?」
「あ、あぁ。ごめん。大丈夫だ」
今は別に思い出さなくても良いか。
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