�� ページ17
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とにかく、落ち着け僕。
いつもなら制御装置になってる明星くんや氷鷹くんがいないからって、暴走しちゃダメだ。
この誘惑に負けたらおしまいだぞ！
僕は必死に落ち着きを保とうと深呼吸した。
「は、はは…でも情けない姿見られちゃったな。
一人で必死こいて練習してる姿なんてさ。
居残り練までして努力しても、皆についていくのが精一杯なんて…やっぱり僕、アイドルとしての才能ないのかなぁ…」
…時々、自分でも思うんだ。
僕はこのまま、Trickstarにいていいのかって。
あんなに才能がある人達の中で、僕だけ凡人で…
いくら努力しても、皆に追い付ける訳がない。
僕だけ、どんどん差が開いてる気がして…
僕には才能がないって泉さんが言ってたけど…
本当にその通りかも知れない。
『そっ、そんなことないです！』
珍しい大きな声に驚いた。
Aちゃんと言えば、いつもおどおどしてて自信なさげで。
自分の気持ちをうまく伝えられないっていうのが、僕が今まで見てきた彼女…
なのに、今は……凄く真剣な顔をしていて、何処か怒ってる？
こんな彼女を見るのは初めてかも知れない。
『私は真くんのこと、情けないとか…才能ないとか思わないです。
こうやって、練習の後に一人で残ってる真くん…凄いと思います。
確かに、他のみんなは凄い才能持ってるかも知れないけど…
努力も立派な才能だと……私は、思います…』
っ……また、そうやって…
僕の心をかき乱すんだから…
なんでこの子はいつもいつも
僕が欲しい言葉が分かるんだろう。
まぁ、Aちゃんの言葉ならどんな言葉でも
元気になれちゃう単純な僕なんだけど。
それだけ、君の言葉には
力があるんだ。
『そ、それに…
努力して、汗を流して練習する真くん…
――――っいい…から…』
…なんか、大事な所だけよく聞こえなかったような？
Aちゃんは、茹でタコのように顔を真っ赤にして俯いている。
凄く小さな声で言った言葉も、それで終わりにしようとしてるし。
でも…聞き逃したくない。
君の言葉は一言一句でも…
「…何。よく聞こえなかったんだけど。
もう少し大きい声で言って欲しいなぁ？」
……あ。意地悪い言い方になっちゃった。
でも、これくらい許して？
僕には今、君の言葉が必要なんだ。
『〜っ…カッコいいから…』
――――僕、死んじゃうかも知れない。
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ゆめ(プロフ) - 若草さん» 初めまして！コメントありがとうございます(*^^*)同担様にお会いできるのはとても嬉しいです。私もスバル君と真緒くん大好きなので(//∇//)更新が遅くてお待たせしてしまうかも知れませんが、これからも宜しくお願い致しますm(__)m (2017年9月21日 19時) (
レス) id: f6bbd1de18 (このIDを非表示/違反報告)
若草 - 作者様の丁寧であたたかい文章と作品の雰囲気がとても好きです!私もトリスタが好きなので(同担拒否でしたらすみません)、スバル君と真緒君、本編の方も楽しみにしています!長文失礼しました。更新頑張って下さい! (2017年9月21日 18時) (レス) id: f7431038ad (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ(プロフ) - かわいさん» コメントとご指摘ありがとうございます！直しました。亀更新ですが、これからも宜しくお願い致しますm(__)m (2017年8月9日 11時) (レス) id: f6bbd1de18 (このIDを非表示/違反報告)
かわい - 面白かったです！一番右のお星様押しておきました！真くんは游木くんではなく遊木くんだと思います！ (2017年8月7日 18時) (レス) id: 36044e2c56 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆめ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/maycry
作成日時：2017年6月4日 23時
