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高峯
「うわ〜！うさちゃんがいっぱい…幸せだ…」
「椅子もテーブルもうさちゃんだ！かわいいね…」
カフェの店内はもううさちゃんだらけ。壁一面にうさちゃんがいて、ぬいぐるみも飾られている。
周りをぐるりと見渡して目をキラキラさせている高峯くん。本当に幸せそう…
「あ、高峯くん！うさちゃんと写真撮れるよ！撮ってあげる！」
高峯
「先輩も撮りましょう」
「私は後ででいいよ！」
高峯
「俺は先輩と一緒がいいんです」
私の肩に手を回され、ぎゅっと引き寄せられる。肩と肩がくっついて、隙間は一切ない。
高峯くんは片手でスマホを持ち、内カメで位置を調整している。
高峯
「じゃ、撮りますね…3.2.1」
パシャ
「わ、私変な顔してなかった？」
高峯
「すごく可愛いです！あの、連絡先交換しませんか？後で写真も送りたいので」
「そうだね！いまLIMEコード出すね」
高峯
「ありがとうございます！」
LIMEの交換を終えて、カフェでのランチを楽しんだ。
高峯くんは普段よりもテンションが高くて、楽しそうに笑っていた。私も思いのほか楽しんじゃった。
「この後どうしよっか？」
高峯
「この近くに遊園地があるんですけど、ちょっとだけ行ってみませんか？」
「遊園地いいね！何年振りだろう…」
高峯
「そんなに行ってないんですか？」
「うん、多分小学生以来かな…。高峯くんは最近行った？」
高峯
「先月、この遊園地でヒーローショーのイベントに参加するのに来たんですけどその時は全く遊べなくて…」
「流星隊のヒーローショーかぁ、いつか見てみたいな〜」
高峯
「先輩が見に来てくれるなら頑張れます！次あったら、招待しますね」
そう言って、嬉しそうに微笑む高峯くん。
本当にかわいい後輩だ。
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作者名：あねもね | 作成日時：2021年1月19日 19時
