巴日和の初恋 (ページ21)

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こんな男どもの前で

あんな可愛い姿で出てこられると困るね…

みんな見惚れちゃってるね
ぼくの七瀬ちゃんに。

あー可愛いね。可愛すぎるね。
七瀬ちゃんは小さい頃から可愛かったね！

一緒の保育園に通っていた時も、
男の子はみーんな七瀬ちゃんにメロメロ。

七瀬ちゃんはそんな男の子たちを相手にしていなかったけれど、
とってもむずがゆかったね。

近づく男には
靴の中にブロックを詰め込んだり、
ズボンを隠したり、
散々悪戯して怒られたこともあったね…

でも、もうそんなくだらないこともできないね。
そんな幼稚なことをするぼくを七瀬ちゃんは愛してくれないだろうし。

ジュン「おーい、おひいさん？何ぼけっーとしてるんすか。もう酔いまわりました？」

日和「ごくっ、ごくっ…」

ジュン「ちょ、おひいさん！一気に飲みすぎですって！」

凪砂「日和くんがこんなにお酒飲むなんて珍しいね」

茨「日和殿下、飲んでも良いですが問題は起こさないでくださいね～。でも、せっかくの宴ですし思う存分楽しんでください♪」

日和「あんまりぼくを舐めないでほしいね！ちょっと七瀬ちゃんとお話してくるね♪」

ジュン「明らかに酒入り過ぎてるでしょう、あのアホ貴族…。自分の酒の限度ぐらい把握して行動してほしいんすけど。なーんかやらかしそうで怖いんで俺も行きますね」

凪砂「ふふ、ジュンは日和くんのお母さんみたいだね」

茨「実の母上は大変でしたでしょうねぇ…」