【あんスタ】キラキラの魔法

第39話:無礼極まりない ページ41

巴「もーっ…二人とも目をはなせばすぐAちゃんに近づいて…悪い日和！！」

乱さんに話をふろうと振り向いた瞬間怒りだし、今は何故か漣さんと七種さんにとても当たり強く叱っている…すごいアイドルであるみなさんと一緒にいる私のほうが普通怒られる立場なのでは…？

漣「あんたが守れって言ったのに…何回言うんすかぁ…ナギ先輩だってお腹に手ぇ回してて頭に顎のせてんのにそれはいいんすかぁ？」

巴「僕と凪砂くんは仲いいからいいの！二人はまだ会って間もないのにそんな距離感だめ！そもそも僕自体そんなボディータッチはしたことないね！いい加減その手をおどき！」

『(乱さんが私の頭に顎をのせて、お腹に手を回している…？え？な、何？どういうこと…？)』

そう思って下を見ると、確かに乱さんの白く細長いキレイな手が私の脇のところから伸びているのがわかった

『ﾋｭｯ…ら、らんさん…』

乱「？何？Aさん」

『お、お手を…そろそろ放していただきたく…このままでは乱さんの手が汚れてしまいます…！』

キレイな乱さんの手が私のせいで汚れるのはだめだ…うん…

乱「別に汚れはしないけど…私もそうだけど、ジュンと茨には言わなくていいの？」

『ほへ…？』

巴「そうだね！二人のほうがひどいね！ジュンくんも毒蛇も、さっさとAちゃんの肩と腰から手をはなして！」

肩と、腰……ﾋﾞｬｯ

『せ、せめてこのあと絶対一時間以上はお手をあ、洗わないと…みなさんが汚れて…！』

挙げ句の果てには良くも手を出したなとかファンの方々に言われてしまうのでは……

漣「汚れませんよぉ…そんな自分無下にしなくていいですよぉ…」

七「そうですよ。お気になさらず…問われるのはジュンですから」

漣「何自分は無害みたいなこと言ってんすかぁ？茨も同類でしょーが」

巴「どっちもどっちだね…」

乱「ふふっ、本当に二人は仲良しだね。Aさんも嫌だったらちゃんと言ってね。私達も気をつけるから」

『い、いえ全然…！嫌とかそういうのでは…ただ、その…一般人とアイドルですし、ファンの方々にも失礼というか、無礼極まりない気がして…皆のアイドルだって方もおられるはずなのに…』

天「ふふっ…やっぱり君を選んでよかったよ。華苗Aさん。君のように一線を引いて僕らもファンの事もきちんと考えてくれる君みたいな子が欲しかったんだ」

『え…』

巴「あっ！まだ諦めてないね！？」

こ、この人私がハイって言うまで諦めない気がする…

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