第27話:変な家族 七種side ページ29
「(まさか、一人でここに来る日が来ようとは…)」
外装よし、内装もよかった。料理も美味しければ、アクセサリーや布生地はそこそこ高値で売れそうなのに安めでキレイなものばかり…利用しないわけにはいきませんからね
「あら、この前の!凪砂くんたちのあとに来た子よね!」
「これはこれはお母様!相変わらずお若くて美しいですねぇ!」
「あら、ありがとう♡Aなら上よ!」
「そうですか、教えてくださりありがとうございます!上へあがっても?」
「全然大丈夫よ!今はお兄ちゃんと新作料理の研究中だと思うわ」
「新作料理…!それはそれは出来上がるときが楽しみです!」
『お客さん…?』
「お、イケメン」
「あら二人とも。凪砂くんたちのところの子が来てくれたみたいなの。時間も遅めだし、よかったらご飯食べていかない?どうせもうお店しめるしゆっくりしていって!」
お母さん、貴方あの人と性格真反対ですね…
『あ…さえぐささん…ですよね?』
「はい!そうでありますよ!覚えていただけているとは嬉しいですねぇ!」
『巴さんが楽しそうにご紹介してたので…キレイなお顔ですし…』
「それはどうも!そちらの方は?」
「こいつの兄。今は親父が飯作ってくれてる。上おいで、今作ってるスウィーツも食っていいからさ」
「それはどうも!しかし閉店間近に来てしまったのなら今日は帰りますよ。お店側としても長く開けているのも駄目でしょうし」
今日はきちんとこの店を知ろうときましたが、閉店間近ならまた後日改めてくるとしましょう
『あっ、うちは全然そういうの気にしないですし、父のご飯すごく美味しいんです…!だから、よかったら食べませんか?い、嫌ならいいんですけど…』
この人、本当にどうやって殿下たちと仲良くなったんでしょう…殿下がぐいぐいいって友人にした可能性が一番高いですけど…なんか心配になりますね
「とても嬉しいお誘いではありますが、やはり今日はここで__」
「高校生が遠慮すんなって!サエグサくん?だっけ?君ひょろっこいからもっとご飯食わないとだめだぞ。だからうちの栄養満点のご飯食ってって!A連れて行くの手伝って!」
『う、うん…』
「は?いや、あの」
お兄さん貴方…お母様そっくりですね
『か、顔色良くないので栄養取ったほうがいいです…心配になるので…』
「え、ちょ…」
意外と力強いな…お二人共
「(変な家族だ…赤の他人にここまでやるとは…やはり閣下や殿下の友人ですね…)」
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なな(プロフ) - めちゃくちゃ面白くて一気に読んじァいました!続き愉しみに待ってます! (2023年1月29日 20時) (レス) id: 293bfee8ad (このIDを非表示/違反報告)
美玲(プロフ) - Edenがいきなり出てきてびっくりしました!!尊いです!これからもぜひ、頑張ると同時にEdenとの絡みも増やしてもらって………。 (2022年7月19日 23時) (レス) @page12 id: 0536cf4548 (このIDを非表示/違反報告)
なつか(プロフ) - れいありすさん» ありがとうございます!れいありすさんも暑い日が続きますので体調にお気をつけくださいね!コメントありがとうございます! (2020年8月21日 12時) (レス) id: d906995d1a (このIDを非表示/違反報告)
れいありす(プロフ) - この作品大好きなので体調に気をつけて頑張って下さい!応援しています (2020年8月21日 11時) (レス) id: 5c622af5bf (このIDを非表示/違反報告)
なつか(プロフ) - 明逢坂さん» ありがとうございます!自分もモブちゃんの話はお気に入りなのですごく嬉しいです! (2020年8月11日 14時) (レス) id: d906995d1a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なつか | 作成日時:2020年2月29日 15時