5Days『あの夏』 ページ6
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そして、練習後。
10年前から 私と高尾が二人で行っていた
思い出の花畑に、
新しい仲間と共にむかった。
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「・・・ぉ、着いたぜ、真ちゃん♪」
木々を掻き分けると、
ラベンダー特有のあの匂いが漂った。
まだ満開・・・とはいかなかったけど、
ポツリと立っている神社を中心に
ラベンダーの花が広がっていて。
・・・でも、
夏に咲く花、だから
まだなりたての初夏には
まばらにしか咲かなかったのかも…__。
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…それでも、
生い茂るラベンダーの花は凄くて。
「綺麗・・・だね・・・」
「あぁ。何回見ても、飽きねぇな」
「こんな場所が在ったとは・・・
驚きなのだよ。」
さっきまでいた街中とは隔離された、
幻想的さながら。
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微かに香る、
ラベンダーのニオイが
鼻を擽っていた。
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「・・・行こーぜ。」
まだ早かったかもな、と付け足し
足元に生えていたその花を摘んだ高尾。
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少し物思いに耽り
未だに香るラベンダーのニオイを背負って
帰路についた。
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「・・・・・じゃぁな、また明日なのだよ。」
真太郎と別れた直後。
突然、雨が降りだした。
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初夏の兆し・・・だったのかな
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あの雨は・・・・・・・___
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練 白珱 - 三話あたりで泣けてきました(´;ω;`)うぅ〜 (2014年8月8日 8時) (レス) id: 160c54893e (このIDを非表示/違反報告)
通り摩(プロフ) - メンマポジが高尾なんて…泣けます! 更新がんばってください (2013年11月6日 18時) (レス) id: 1106fe0907 (このIDを非表示/違反報告)
緑間シンタロー(プロフ) - にゃにゃむさん» ですよね!…だからといって、この小説も直接関連は無いですが(^_^;) (2013年10月14日 22時) (レス) id: 93c5e7f202 (このIDを非表示/違反報告)
緑間シンタロー(プロフ) - 花月緋音さん» 大丈夫ですよw (  ̄▽ ̄) (2013年10月14日 22時) (レス) id: 93c5e7f202 (このIDを非表示/違反報告)
にゃにゃむ - あの花系の小説って全然ないですよね…大好きなのに(;ω;) (2013年10月14日 21時) (レス) id: c31ba683de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:◇輝◇ | 作者ホームページ:
作成日時:2013年9月28日 21時