今の状況、楽しんでいませんか。 ページ7
相手に嫌われる為、どういう態度を取れば良いだろうかと思い悩む毎日。結婚相手は申し分ないだろうし優良物件と言えるだろう…バビルスの教師で悪魔位階(７)の武闘派である美丈夫だ、悪魔は強さを求める者が多い為…さぞかしモテるはず。そして顔も良く背も高いし、バビルスの教師だから将来的にも安泰で高給取りだろう。
しかし相手はイフリート家の末裔…私とは相性的に水と油であり相容れない相手。申し訳ないが自分の命を張ってまで炎を扱うエイト先生とお付き合いはしたくない。だが私は悪魔位階(６)だし…私から別れを告げる真似は出来ない。何とかやんわりと断って見るも、のらりくらりと話を逸らされてしまい取り付く島もないからだ。
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【何とかして婚約破棄をエイト先生の口から告げて貰えるように嫌な女を演じて見よう作戦】
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「わ、私…煙草の臭いとか、苦手でして…」
未だ婚約者として振る舞う彼を見上げて、徐ろに煙草へ火を付けようとしていたエイト先生に視線を逸らし伝えて見る。煙草を止めて欲しいと言えば、私を嫌ってくれるのでは？と言う目的での行動だった。まぁ…クロケル家は火を使う事は余りしないので喫煙者はいないしあながち間違っていないが。
すると直ぐさま箱と一本手に持っていた煙草をぐしゃりと握り潰し灰にするように燃やしてしまうエイト先生、それを眺め驚き目を丸くさせる私に眉を下げて少し困ったような笑みを浮かべて来る。
「あぁー…知らなかったとは言え、今まで気付かなくてごめんね？」
「ﾋｭｯ…あ、いえ！そんな！全く大丈夫です！寧ろ気を遣わせてしまい誠に申し訳ございませんっ！」
悪魔位階(７)のエイト先生を謝らせてしまった。ちょっと待って欲しい…流石にそれは心臓に悪いし体調不良で目眩がする。申し訳なさで頭を抱える私にエイト先生はどこか嬉しそうに見下ろしていたが、大きな身体を屈ませてこちらの表情を覗き込んで来る。
「何だか…私を揶揄って楽しんでいませんか？」
「いや、揶揄うと言うよりも…Aさんの苦手なモノを知れて嬉しいなと思って」
「はい？……それで私に意地悪する気ですか」
「えっ？いや！しないよ！？僕が言いたかったのは、Aさんの事を少しでも理解出来て、近付けた事が嬉しかったから……今度は好きなモノを教えて貰えると良いな？」
「……善処します」
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ゆいゆい - 最近イフリート先生にハマったのですが、めちゃくちゃ好みでした！！！更新楽しみにしています！！！頑張ってください！！応援してます！！ (8月29日 5時) (
レス) @page11 id: 40519882e3 (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - 次の更新を楽しみにしてます！ (2023年4月19日 13時) (レス) id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - 続きを楽しみにしてます (2023年4月13日 6時) (レス) id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
?(プロフ) - めちゃめちゃに好きです！続き楽しみにしてます！ (2023年4月2日 23時) (レス) id: 98936ec3a4 (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - 次の 話しを楽しみにしてます！ (2023年3月18日 20時) (レス) id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼空 | 作成日時：2023年3月10日 19時
