推しとラッキースケベ展開とか求めてない。 ページ23
「……君ね、分かってる？僕は元担任である以前に男何だけど」
「でもダリくんは、私が嫌がる事しないでしょう？」
「信用されているのは何よりだよ」
喜べば良いのか、悲しめば良いのか…そう言い複雑そうに肩を竦めて苦笑いするダリくんは私の頬から手を離した。
「明日も見舞いに来たいんだけど仕事の都合で遅くなりそう何だ…だから明日は別の先生に来て貰う事にするね」
「いや…そ、れは…ちょっと…？」
こんな弱り切った姿は、誰にも見せられない。私は完璧な淑女だもの…周りからその立ち振る舞いを当たり前とされて来た。
「では、誰も来なくて大丈夫です…」
「それは駄目、また魘されていたらどうするんだい…魔力が暴走したら心配だからね」
「うっ、でも…」
「言っておくけど女性の先生が来てくれる予定だから、そこまで気を遣う心配はないよ」
「本当ですか？」
「ライム先生かスージー先生にお願いするつもり、何かあれば僕に連絡するように言って置くから…」
「わ、分かりました…」
普通の悪周期よりも重いだろう症状に実家へ帰れば良かったと、直ぐさま後悔する事となった。また夢を見る、知らない記憶…誰かが私を呼んでいる、ただ穏やかに微笑んで「A様」と…
ーーー
目が覚めると夜中を過ぎたくらいだった事に気付いた、重い体を起こせば汗をかいており気持ち悪さに顔を歪める。魔法でシーツを交換し、シャワーだけでも浴びに行こうと足を進める。夜中を回っているし、別館に住まうダリくんを呼ぶのは何だか気が引けてしまう。他の先生達だって明日も仕事で早いしだろうし、起こすのもどうかと思い一人夜の廊下を歩いた。
熱がある時は、お風呂に入るのは危ないのも理解しているが流石にシャワーだけでも浴びさせて貰わないと次は眠れそうにないし、濡れたタオルで体を拭くくらいはしたい…そう壁伝いに廊下を歩く。男性寮と女性寮は場所が隣と言うだけ目で別館と違って近いが、流石にこんな時間に起きている
普段なら気にならない距離も何だか遠く感じた。シャワーだけ浴びて部屋に戻るだけ…頑張ろう。そう一人意気込み脱衣場へ足を進めた。
結論、サッパリはしたが凄く疲れた。少し涼んでから部屋に戻ろうか…そう濡れた髪をタオルで拭き取りながら、脱衣場から近くの休憩室へ向かう。そう言えば…ここって喫煙所が近いんだっけ。そう徐ろにソファーへ腰掛ければ、ポカンと口を開けて煙草を持ちこちらを見る男性がいた。
推しとラッキースケベ展開とか求めてない２→←やっぱり元担任である推しに甘えてしまう３
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72 - 久しぶりの更新楽しみにしてました！！体調に気をつけて頑張ってください (3月29日 16時) (
レス) id: 3801a7866d (このIDを非表示/違反報告)
りんか(プロフ) - とても面白くて読みやすかったです！最近更新されていませんが続きを楽しにみ待っています！！ (2023年4月9日 22時) (レス) id: d3fb5e7475 (このIDを非表示/違反報告)
紅 - すみませんがもう更新はされないのでしょうか？ (2023年3月26日 0時) (レス) @page29 id: b3496c9ef0 (このIDを非表示/違反報告)
サラン(プロフ) - イポス先生の出番！！いつも更新ありがとうございます！！ (2023年2月21日 21時) (レス) @page28 id: 61588fc94f (このIDを非表示/違反報告)
紅 - いくらでも待ちます!!!!!! (2023年2月13日 17時) (レス) @page23 id: b3496c9ef0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼空 | 作成日時：2023年2月6日 9時
