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この場の雰囲気で ページ21
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飲み物を入れて、座っている裕太の目の前に座る私。
A「ごめんね。もうあれから4年になるのに話せなかった。今からちゃんと話すから」
玉森「ずっと気になってたよ。メンバーに聞いても知らないって言うし」
A「藤ヶ谷さんと千ちゃんにも最近やっと話せたんだ」
裕太の顔は話し終わった後も見れなかった。
心臓の音が聞こえるんじゃないかと思ってしまうくらいドキドキが止まらなくて、とりあえず飲み物を飲もうとコップを口につける。
A「あ...」
入ってないじゃん...。
緊張してたのかもうそのコップに入れたお茶は入っていなかった。
裕太はそんな私を見てたらしくさっきの沈黙が嘘かのように笑っていた。
A「そんなに笑わないで」
やっと裕太の顔を見れた。
可愛い笑顔で笑ってる裕太に胸がキュンとするのがわかる。
玉森「ねぇ、A。あれから大人になったよ。26になるよ。前より慎重になれると思う」
あんなに笑っていたはずの裕太が真面目な顔をして私をまっすぐ見つめていた。
このあと言われることなんてこの雰囲気だとわかっちゃうよ。
玉森「今でもAが好きです。付き合ってください」
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作者名：ひーりん。
| 作成日時：2016年12月24日 0時
