あの国民的アイドルの妹は...。１３ (ページ16)

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( 続き )
( 柚花視点 )

「先生、」

「ごめん、さっきは」

「嫌われたのかと思いました。ブサイクすぎて」

「え？あぁ、そんな風に捉えちゃったんだ。ごめんね。...今すぐにでも襲っちゃいそうになったから」

「おそっ...、え？」

「今日一日気にしてた？」

バレてる。
完全にバレてた。

「...前は我慢してくれてましたよね？私未成年だったし生徒だし」

「そりゃあね。でも大人になったね、柚花」

「大人ですよ？もう20歳になったんですから」

先生は私の頬に触れて薄っすら笑みを浮かべて、

「...嫌なら俺の事殴っていいから」

そう言って久々に唇が触れた。

殴るわけないのに。

どんどん深くなるキスに私は応えた。

変わってない。
たまに薄っすらと目を開けて私を見るところ。

その度に恥ずかしくて私はぎゅっと目を閉じるんだ。

離れた唇に私もゆっくり目を開けると至近距離に先生の顔があって恥ずかしくなる。

「...わっ、」

恥ずかしくて俯いていたら突然先生に掴まれて近くにあるベッドまで連れていかれた。

私の上に先生が跨る。

再び触れる先生の唇も、次第に耳元や首筋を這っていく。

...幸せ。

多分今私は世界で一番幸せだ。

そう思ってしまうくらいだった。