" 征"略結婚。2【黒子のバスケ】

コングラチュレーション ページ43

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パチ、と薄く目を開ける


溢れんばかりの光がカーテンから差し込んできて、
おもむろに左側を向いた。


「征十郎……？ここは……」


目覚めた私を見て左手をキュッと握ってくれる


「産婦人科の病院だ」


「……」

一瞬、何が何だか訳が分からなかった。

征十郎の顔を見つめていたらだんだん頭が回転してきて、小さく声にならない声を漏らした。


その時ちょうど看護師さんがノックをして入ってきて、目を覚ました私を見てにっこりと笑った。


「おめでとうございます。四週目ですよ」


「う、うそ……っ」

嬉しすぎて咄嗟に言葉が出てこない。

ポンポンと征十郎に頭を撫でられ、余計に涙がでそうになった。

「ありがとう。俺も出来るだけ協力する」

「こちらこそ……というかもう、最近嬉しいことが次々に起こりすぎて不安になってきちゃうよっ」

看護師さんにもありがとうございます！と何故かお礼に頭を下げた。

「詳しいことはまた担当医が説明しますので、今はゆっくりお休みください」

看護師さんも終始笑顔で対応してくれる。


途端、何やら扉の外が騒がしくなった。


「Aちゃんおめでとーーー！」

「わっさつきちゃん!?……みんなも！」


出ていこうとした看護師さんに「お静かにお願いします！」と注意されてる


「騒がしいぞ、お前たち」

「ふふ……みんなありがとう」


青峰や涼太にもみくちゃにされてる征十郎

注意しながらも嬉しそうに目を細めてた。


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