" 征"略結婚。2【黒子のバスケ】

こんな話 ページ28

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いじけ気味に征十郎を睨んだら、余裕な顔して


「昨日は可愛かったのにな」

なんてキザなことを言って見つめてきた。


「きっ、昨日と今日は違うでしょっ!?」

「お前がお前であることに変わりはないだろう。

それとも何だ？俺なら今すぐ「昨日のA」にすることはできるが？」


「しなくていい！馬鹿！」

よくそんな恥ずかしいことをさらりと言って退けるものだ。

朝ご飯を食べ終わってさっさとリビングに逃げようと試みるも、征十郎の言葉に遮られる。




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「A、聞きたいことがあるんだ」


「……？」

トレイを両手に握り締めたまま振り返る

「今はまだ忙しいから先の話だが、結婚式をあげたいとは思うか？」


びっくりした。
トレイ落とすかと思ったよ。

「結婚式……か」

小さい頃、女の子なら誰でも一度は夢見たことがあるんじゃないかな。

とびっきり格好いい男の人と結婚式挙げてウェディングドレス着て

家族とバイバイもしなきゃならないけど。


「私はしたい。でも征十郎が嫌なら挙げなくていいよ」


あくまでも私は彼についていくんだ。
よっぽどのことがない限り無理強いはしたくないしね


「挙げたくないならこんな話しないだろう。良かった、もう買ってしまっていたからな」


「買っちゃった？何を？」

私が首を傾げても征十郎は含み笑いを零すだけ。

変なのー、でもありがとう
そうとだけ言って、今日は何をしようかと思案しながらリビングに向かった。


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