ナンパですか? ページ21
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ストバスの試合では双方のチームが勝ち進み、知らない人達と組んだチームだというのに
涼太はすでに打ち解けており、それどころかエース的存在として一番頼りにされていた。
涼太の得意技は見ていると模倣のようだ。
一目見ただけであそこまで完璧にデザイン出来るとは、バスケをよく知らない私でさえも舌を巻く。
そしてやはり、私は雲の上の存在である彼らが友人であるという事実に、
少なくとも誇らしさを感じた。
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「おねーちゃん、一人?ちょっと遊ぼーよ」
「……!」
日も暮れて来て辺りが暗くなってきた頃。
最後の試合途中で盛り上がっているというのに、チャラそうな男数人がこぞって周りを取り囲んだ。
「……友達も一緒なので」
「誰々、女の子?じゃあその子も誘って一緒にカラコン行こ!」※カラコン…カラオケコンパ
面倒な人たちだ。
振り切りたいが今涼太や黒子君たちの試合の邪魔はしたくない。
「行きません。他を当たってください」
「まあまあそう言わずに!」
何もしないと決めていたけれど、隣に座ってきた上に
いきなり生温かい手がスカートを通り越してするりと入ってきた。
「やっ……」
「うわ、反応カワイ。ウブなのも悪くないね」
ゲラゲラと笑う下品な男たちのうちの一人は、手を休めずにどんどん中に入り込んでくる。
耐えられなくなって、無言で男の腹に肘鉄を食らわせた。
「っ……!?なんだてめっ」
そのまま拳で顔面を一殴りすると、
試合を終えたらしい涼太たちと目が合った。
「ごめんっスAっち!俺気づかなくって……!」
冬にも関わらず汗だくの状態でこちらへ走ってきてくれる涼太
「なんだ連れがいんのかよ」
「友達とか抜かしやがって」
ぞろぞろと去っていった集団を見て、遅れて駆けてきた黒子君が首をかしげた。
「ナンパですか?」
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すみれ(プロフ) - 新作だあああああああああ!!!暗殺教室アニメし始めたよね!めっちゃ面白いよね!実写化はちょっと嫌だけど、、、最近、にょんちゃんが喋りに来てくれないから寂しい。泣 (2015年3月25日 21時) (レス) id: c3e470bad2 (このIDを非表示/違反報告)
すみれ(プロフ) - そうなのかな?けど、老けてるんかな?って思わない?ちょっとそこが嫌なんだよね、どうせなら若く見られたい、笑 そうですよね!絶対クールな感じですよね!デレとか貴重すぎだよ!うん!めっちゃ下手だけど、天才美少年と天才美少女っていうやつね! (2015年3月12日 6時) (レス) id: c3e470bad2 (このIDを非表示/違反報告)
すみれ(プロフ) - (つω-`) (2015年3月12日 6時) (レス) id: c3e470bad2 (このIDを非表示/違反報告)
にょん(プロフ) - すみれさん» それ、外見もあるんじゃない?笑 どうして!?お姉さんに見られるのは私はいいことだと思うけど…(º ロ º*) 赤司君とか、絶対デレないよね!?そうなの?分かった、行ってきますΣd( ・`ω・´) (2015年3月11日 19時) (レス) id: 5b82f851cb (このIDを非表示/違反報告)
すみれ(プロフ) - え。そうかな?うち、お兄ちゃんおるけど、絶対にお姉ちゃんに見られる。笑 これがちょっと嫌なんだよね、笑 赤司様のデレは最高やね(*ノ∀`*)キュンキュンするわー!本当にイケメン2人が並んでたら最高やわ!うちも小説作ったからよかったらにょんちゃんみてな! (2015年3月11日 10時) (レス) id: c3e470bad2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:UR:アンナ | 作成日時:2015年2月17日 18時