言っちゃった ページ11
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赤司君は、私が考えていたよりもずっとずっとすごくて。
周りはみんな頭の堅い中年男性だというのに、今回の件を見事に論破した。
私は長いテーブルを挟んで向こう側に座るお父さんと目が合った時は、鋭く睨みつけたりして。
反論したいのに何も言う言葉が見つからない、
正論を言うとはまさにこのことなんだなと実感した。
「お疲れ様でした。私見てるだけで役に立てなくてごめんね」
「そういうお前も疲れただろう。今日は早めに寝ろ」
玄関で靴を脱いでいる時にさりげなく会話を交わす
あの仲直りの時みたいに、不意打ちキスをしてやろうと
先にリビングに入った赤司君の背中を追う。
全く、いつから私はこんなに積極的になったのか…
多分、今までもこれからも
赤司君に対してだけだろうけど。
前と同じように呼びかけてからと思った矢先
「赤司くっ」
「これがしたかったんだろう?」
振り返った赤司君は私より先に唇に触れた。
先読みされたことが恥ずかしくて顔が真っ赤になる
「やられっぱなしは
いたずらっ子のように笑う赤司君もとびきり格好よくて私だけドキドキしている。
「も、赤司君きらい……」
「へぇ」
いっつも
どんな表情してても好きだと感じるのは、私だけなのかな。
「よくそんな出任せを口に出来たね?」
「だって私ばっかりドキドキしててずる……あ」
口から飛び出してしまった言葉は、後から口を塞いでも消えるわけじゃなく。
赤司君の瞳が、少し大きく見開かれた。
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すみれ(プロフ) - 新作だあああああああああ!!!暗殺教室アニメし始めたよね!めっちゃ面白いよね!実写化はちょっと嫌だけど、、、最近、にょんちゃんが喋りに来てくれないから寂しい。泣 (2015年3月25日 21時) (レス) id: c3e470bad2 (このIDを非表示/違反報告)
すみれ(プロフ) - そうなのかな?けど、老けてるんかな?って思わない?ちょっとそこが嫌なんだよね、どうせなら若く見られたい、笑 そうですよね!絶対クールな感じですよね!デレとか貴重すぎだよ!うん!めっちゃ下手だけど、天才美少年と天才美少女っていうやつね! (2015年3月12日 6時) (レス) id: c3e470bad2 (このIDを非表示/違反報告)
すみれ(プロフ) - (つω-`) (2015年3月12日 6時) (レス) id: c3e470bad2 (このIDを非表示/違反報告)
にょん(プロフ) - すみれさん» それ、外見もあるんじゃない?笑 どうして!?お姉さんに見られるのは私はいいことだと思うけど…(º ロ º*) 赤司君とか、絶対デレないよね!?そうなの?分かった、行ってきますΣd( ・`ω・´) (2015年3月11日 19時) (レス) id: 5b82f851cb (このIDを非表示/違反報告)
すみれ(プロフ) - え。そうかな?うち、お兄ちゃんおるけど、絶対にお姉ちゃんに見られる。笑 これがちょっと嫌なんだよね、笑 赤司様のデレは最高やね(*ノ∀`*)キュンキュンするわー!本当にイケメン2人が並んでたら最高やわ!うちも小説作ったからよかったらにょんちゃんみてな! (2015年3月11日 10時) (レス) id: c3e470bad2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:UR:アンナ | 作成日時:2015年2月17日 18時