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ざんねんな私を見せたくないから、 ページ2
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｢さかたくん見て！｣
｢ん？？｣
｢あそこのクレープ屋さん美味しそう！
あれたべたいなあ…｣
必殺上目遣い。坂田くんとは身長差も
結構あって必然的にそうなる。
｢めっちゃ美味しそうやな！行こ！｣
そう言って無邪気に走る坂田くん。
全く上目遣いの効果ではない気がする。
｢Aは何にしたん？｣
｢いちごチョコ！｣
｢え美味しそう！ちょーだい！｣
大きな口を開けて待っている坂田くんは
餌を待ち侘びる犬のように見えた。
｢…はいっ｣
｢んんあまっっ！でもうまいなあ｣
なんで私がドキドキさせられなきゃ
いけないんだろう。
｢ほら、Aもこれ食べる？あーん｣
といって自分のクレープを私の口に
少々無理矢理押し込んでくる。
だからなんで私から仕掛けてるのに
キュンキュンしてるのは私なんだろう。
｢…あまい｣
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作者名：あんこ | 作成日時：2018年10月8日 19時
