お前ら本当にアイドルか【あんスタ】

八話 ページ9

「先生、A連れてきましたー。」

「おお、衣更おつかれ。田中は後で先生の手伝いな？」

「うわまじかー」

先生は佐藤って先生。名前は不明。ただのモブ先生。モブ。

そう思っていたら私の顔の横にボールが飛んできた。

飛んできた方を見ると、にっこりと殺人的な笑みを浮かべるモブ……ｹﾞﾌﾝｹﾞﾌﾝ、佐藤先生。

「わ、私ﾅﾆﾓｲｯﾃﾏｾﾝｹﾄﾞ」

「手伝い追加な」

私の言葉はスルーしてそう言い放つ先生。もうちょっと慈悲の心を持て！！！

みんなのところへ行くと、大爆笑している野郎たち。

「Aそれはずるいってwwwwww」

「ちなみに言っとくと、全部顔に出てた」

「うっそまじか」

「授業に遅れた挙句、先生の手伝いを追加されるとは、さすがだな。」

「まって氷鷹君、それは私の繊細なハートに突き刺さっちゃう………！！」

「繊細なハート？」

「マジレスすんのやめて」

「自分で言い出したんだろ」

とりあえず真緒くんの言うことはスルーしました。

「今日は遅れた奴がいるから、やる時間も減ったなー。」

「先生こっちを見るのやめてもらってもいいですか」

「事実だろ」

「ど正論が私のハートにっ」

「今日はだな……ぶっちゃけ何も決めてない」

「普通にスルーしないで、っていうか決めてないのかよ」

「先生も忙しいんだろ」


「むむ………何をするのであろうか………」

「何気に初登場、天使そーまきゅんでーす。自己紹介をどうぞー。」

「？……我は『紅月』の神崎颯馬である。これでよいのであるか？」

「めちゃくそ可愛い」

「？？」

は？可愛い。

「A！早くきて先生の話聞きなよ！また手伝い追加されるよ！」

「でたな文面女子」

「は？ひねり潰されたいの？」

「ｲｴﾅﾝﾃﾞﾓ」

「今日はなー、何する？」

「はいはい！バスケがいいでーす！」

「明星お前バスケ部だからそう言ったろ」

「俺もバスケ部だけどな」

「真緒くんもそうなんだ。初耳ー。」

「自己紹介の時言った気がするけどな？さすが、記憶レス」

「は？？」

「おーいいなバスケ。でもしたことないやつもいるだろうし、キャッチボールでもするか」

「キャッチボール……」

小学生以来だな。
小学生の頃投げすぎて奥の家の猫の喧嘩してる最中のとこにいったんだっけ。

それで猫は仲直りして私感謝されたっけ…………

ていうのは嘘で、本当はあるあるの展開、こわいおっちゃんの家の窓にね………ちょっとね………

九話→←七話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す