【あんスタ】プロデュース科に転入してきたのは“現”天使だった

紫之創 ページ36

北斗「ここが講堂だ。暗いから足元には気をつけろ、転校生」




かなり広くて博物館みたい




貴女『･･･ここって？』



北斗「ここは主に公式戦が行われる所だ。２週間後の“S1”に参加するかどうかは、まだ未定だが･･･下見しておいて損はないだろう」



スバル「いやぁ、誰もいないと寒々しいね。でもドリフェス本番だとここが大観衆で埋め尽くされてて壮観だよ？」



真「あれ？衣更くんは･･･？」



貴女『あ、衣更さんは生徒会で･･･』



倒れないか本当に心配だ


スバル「ここで歌って踊るのは楽しいだろうねっ、今からワクワクしちゃうよ☆」



北斗「そうだな。生徒会への叛逆云々は置いといて、楽しむために参加するのもいいかもしれん。経験にはなる、やるからには生徒会に勝ちたいのだ」



スバル「まずは衣装をどうにかしないとね〜、俺達TrickStarはまだ結成されたばかりだからさ。ユニット専用の衣装もないもん、誰か作ってくんないかな･･･おや？」


「♪〜♪♪」


誰だろう？照明が消えてて、見えにくいけど･･･赤いネクタイだから、１年生？



スバル「しののん！」



しののん「わっ･･･？こ、こんにちは明星先輩！」



周りが暗いせいか本当に男の子に見えない


────儚げで、可憐な美貌だ



まだ声変わりをしていないみたいで耳に心地よいボーイソプラノだ




スバル「やっほう☆こんな所で何してんの、しののん？」



北斗「知り合いか、明星？」



スバル「うん。俺、よく小銭稼ぐために“構内アルバイト”をするんだけどね？そこで、よく一緒になるんだ！１年生で紅茶部の紫之創くん、渾名はしののん！」



創「しののんって呼ぶの、明星先輩だけですけど･･･。いつもお世話になってます♪」



構内アルバイトとは、学院内でのみ流通している通貨を稼ぐたまの方法の一つだ。


資金は、ドリフェスでの勝利でも獲得できてそれを用いれば練習室を借りたり、衣装を作成したりと色々有用に支払いできるそんな便利なシステムだ


創「今講堂は放課後にドリフェスが行われるため、清掃中なんです。あんまり、汚くしないでくれると嬉しいです」


スバル「お掃除してるんだね、感心関心！」



この子紅茶部ってことはあの花を育ててるってことだよね？


少しお話してみt



？？「おねぇーさん、ちょっとごめんね♡」



貴女『！？ｯン〜』

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