この学院2 ページ29
北斗「感動することすら、許されないのか?教科書どうりのことしか、してはいけないのか?1度“劣等生”の烙印を押されたら、永遠に目を出すことは出来ないのか?
この学院では、できない。皆前にならえをして、偉い人に頭を下げて、従順でいるしかない。夢は、俺達の心は、腐敗していくしかない。
俺達は、そんな夢ノ咲学院の現状を打破し、変えたいと思っている。まだ、何が出来るかは分からないが。」
貴女『・・・だから私に声をかけたんですね、この学院の“異分子”に。私がその台風の目になってくれればと』
北斗「ああ、本当に済まない。何も説明もしないでお前を利用するみたいな形になってしまった・・・」
貴女『確かにこれから戦おうとしている生徒会の会長に招待されたプロデューサーなんて、信用出来ないですよね。』
北斗「・・・もう我慢出来ないんだ。俺だけなら、いい。抑圧られるのには、慣れている。だが、才能も熱意もあり────努力をしているほかの連中が、踏み潰されるのは我慢ならない。」
「明星は、何も考えていない馬鹿に見えるが・・・。こんな学院でも空気を読まずに夢を追いかけ、好きなものは好きだって胸を張って言える、清々しい馬鹿だ。
だが、誰もそんなに明星を理解出来ず、関わりあいになるのを避けて・・・。明星は、この学院から浮いてしまった。以前のあいつは、一人で笑って歌って踊り続けている、滑稽なピエロのようだった。
遊木は、望まぬ方面で才能を見出され、それこそ偉い人の言いなりになってそれに従事し続けていた。心を殺し、思考を放棄して、ロボットみたいに。
周囲はそんなあいつを褒めたが、あいつの心はゆっくりと摩耗していった。ある日、ついに決壊して・・・。遊木は、あいつの心は断末魔の悲鳴をあげて、砕け散った。」
「俺はあいつを支え、手を取り、共に歩みたい。いいや俺達tricksterは────そんなふうに夢を、生きざまを否定された奴らが徒党を組んだ集団だ。」
貴女『・・・私も入れますかね?その徒党に』
北斗「え?何を・・・」
貴女『フッ)あまり詳しくはいえませんが、私も夢を否定された一人ということですよ。私は────夢を諦める方法なんて知らない』
北斗「!!」
貴女『だから私は抗った。全てを壊し引かれていたレールも壊して無に返した。まだ認めてもらえてないですが認めさせます。好きになってしまったから、諦めるなんてできない!』
164人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
水歌(プロフ) - 変換機能が仕事してない(゚◇゚)ガーン (2018年6月3日 1時) (レス) id: 32dfbb9933 (このIDを非表示/違反報告)
柚月 - (人1)を(名前)にしないと変換されませんよ? (2018年1月11日 17時) (レス) id: ff0659ebf5 (このIDを非表示/違反報告)
脳内パラレルワールド(プロフ) - (名前)の部分が、(人1)になっていて変換されていませんでしたよ。 (2017年12月22日 20時) (レス) id: 51b674cbb9 (このIDを非表示/違反報告)
みか(プロフ) - 御霊tさん» ありがとうございます!あまり更新出来ていないですがこれからも頑張っていきます!! (2017年8月31日 9時) (レス) id: d72e833c44 (このIDを非表示/違反報告)
御霊t(プロフ) - とても面白かったです!続きがすごく気になります。更新頑張って下さい。応援してます。 (2017年8月30日 12時) (レス) id: 290a03293f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:みか | 作成日時:2017年1月21日 17時