追加忘れ ページ20
A「、、、」
突然黙り込むA。
一体、、、どうしたのでしょうか?
松「A、??」
彼女の方に触れ
俯く顔を覗き込む。
松「、、、っ、!?」
赤く染ったその頬と
うっとりとした瞳に驚いた。
虚「、様子がおかしいですね
ん、、、この匂い、、、」
先程の彼女を襲った男と同じ匂い。
鼻の奥を強く刺す刺激臭。
何だか、良くない事が起こる気が、、、
A「は、っ、、、」
と、息を途切れ途切れにする彼女の目は潤み
涙が流れる。
、、、苦しい、助けて。
そんな声が聞こえる気がする。
松「A、一旦落ち着きましょう
ね、??」
彼女を宥めるように背中をさする。
A「、、、、、
やだ」
力が強い。
いつの間にか押し倒されてしまって
息の切れた彼女の瞳が妖艶に輝く。
、、、なんて、
なんて綺麗なんでしょう。
目の前がきらきらと輝いて、、、
それを際立たせる彼女の影も
何もかも綺麗、、、
虚「、、、、、
ここまでです」
ぱたりと私の上に倒れるA。
眠っ、、、た?
、、、危ういところでした。
私も理性が飛びかねない。
虚「さて、、、
どうしますかね」
眠る彼女を抱える虚。
すやすやと眠るその顔は
先程のような顔とは全く違う。
A「、、、、
ありがとう、、、」
と、呟いた言葉は
何一つ偽りなどなかった。
ーーー
嘘つき。
嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき!!!
、、、嘘つき。
嘘を見破るのは得意だ。
自分が嘘つきだから。
あいつも
あいつも
あいつもあいつもあいつも、、、
みーんな嘘つき。
誰も信じちゃだめだよ。
、、、って、言ったよね??
なんで約束守れないの?
お前も嘘つき?
最低。
裏切り者。
許さない。
お前だけ、
愛されるなんて許さない。
もっともっと苦しんで、?
沢山苦しい顔を見せて、?
私より
不幸になって?
お前も嘘つきだ。
、、、殺してやる。
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作者名:ありやけさん | 作成日時:2021年1月20日 23時