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9*土方 ページ9

「近藤さん、なんであの事をこいつが知ってんだ?」

俺は近藤さんに耳打ちするようにいった。

「・・・彼の師匠、春滝君は『鬼』の研究者なんだよ。」

近藤さんは穏やかな目で言った。つづけて

「師匠、とはいっても、彼の道場は女子(おなご)ばかりらしくてね、今回のためだけに彼を育て上げてくれたそうなんだ。」
「じじ様は、千鶴ちゃんのお父様とも知合いなんです。」
「父様と!!?」

Aの言葉に雪村が反応する。
こいつなら・・・鋼道さんの事も知ってるかもしんねぇ。

「おい、高木。」
「・・・・はい?何ですか?鋼道さんの事は知りませんよ?僕も行方を追っている途中ですから。」

先を読んていやがった。

「鋼道さんに預けたアレ・・・返してもらわないと困るんですよ。時間がないんだから・・・。」

そうボソついた高木は、呆れた顔でオレを見ると

「そういうことはもう少し話を聞いてから、聞いてくださいませんか?ちょうど今からその話をしようと思ってたんですから。」

む・・・ムカつくナこいつっ!!
何というか・・・総司みてぇだ。

「今、総司みたいって思ったでしょ?」
「うっ・・・。」

こいつ、人の考えてることがわかんのか?

「さて、そろそろ帰るとしよう。」
「はいっ!」

近藤さんの合図とともに俺らは立ち上がり、店を後にした。

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←8*高木



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設定タグ:薄桜鬼 , 薄桜鬼夢小説 , ≠千鶴   
作品ジャンル:アニメ
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あすかまちょ - はじめまして。よみましたー!すごくおもしろいです。笑。続きがきになります。更新楽しみにしています! (2013年2月24日 1時) (レス) id: 51dfdd00b0 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - はじめまして茉由です読みました面白かったですこんな私と友達になりませんか? (2012年10月5日 23時) (レス) id: e46d30e1d8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:嫉歌 | 作者ホームページ:http  
作成日時:2012年5月21日 18時

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