私の同僚たち3

川の字 ページ12

「じゃ、おやすみ〜」



辰「今夜は寝かせる訳にはいかんぜよ」



「初夜を実家で迎えるのは無理」



辰「実家どころか観客もおるきに燃えるのぉ」



「馬鹿…っやめっ」



辰「馬鹿じゃけ、分からん」



銀「や、ほんと馬鹿だよね

　 実家でおっ始める奴のメンタルどうなってんだよ」



桂「俺はそういう類のやつは受け入れられん

　 するならもっと健全な場所でしなさい」



高「健全もクソもねぇだろうよ」



「晋助の発言が汚い」



辰「確かに、クソはないのぉ」



「洗浄しなきゃ」



桂「ついでに消臭力も頼む」



高「叩っ切るぞ」



桂「その前にまず、川の字スタイルでおっ始めようとする坂本辰馬くんの脳みそを綺麗にしようか！」



「何よ、川の字が気に入らんの？

　あ、もしかして川の字で寝るの初めて？」



辰「銀時、川の字はええぞ〜

　 絆が深まる」



桂「誰かが寝落ちするまで続く会話も俺は好きだ」



高「俺は初めてだ」



「良かったね〜晋助、これでもっと仲良しになるねぇ！」



銀「川の字は100歩譲って許す

　 だけど！これ、難しい方の河の字！」



「仕方ないでしょ！5人で3画の川は書けないの！晋助と辰馬が仲間外れになっちゃっうでしょ！」



高「当たり前のように俺を外すな」



辰「それにわしも外れるのはおかしい！夫じゃろ！」



桂「仕方あるまい、俺が代わりに夫になろう」



「仕方ないなら嫌」



桂「500mスライディング土下座をするから夫にしてくれ」



「のーさんきゅー」



桂「何？！貴様、俺の膝と脛の痛みを何だと思ってるんだ！」



「正解は何とも思ってない」



高「残念だったなヅラ」



桂「ふん！何をしても仲間外れは黙っていろ！」



辰「お？珍しい2人が喧嘩か？

　 A、どっちが勝つか賭けるか？」



「コタが勝つに300円」



銀「…って！ちょっと待てぇ！！

　 5人だとしても河は書けてねぇよ！人数足りねぇよ！」



「遅い、遅いわ〜」



辰「腕が落ちたのぉ、金時」



銀「腹立つ！すっげぇ腹立つんですけど！」



桂「俺たちのボケをしっかりツッコむのがお前の役目だ」



高「もうボケたか？銀時」



銀「ボケてねぇよ！この場合のボケはボケなの？まじボケなの？どっちなの？！」



辰「それも理解して上手く返すまでがプロのツッコみじゃ」



銀「お前にツッコみのなにが分かんだよ！」



辰「Aにツッコむとこぐらい分かるわ！」



銀「そっちじゃねぇよ！」

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