私の同僚たち3

役割 ページ11

「まぁどうのこうのありまして結婚します」



「てか、した」



母「ちゃんと前もって言いなさいって昔から言ってるでしょ〜まったくこの子は…」



「結婚って突然決まるもんじゃろ」



弟「でも辰くんなら俺 嬉しい」



辰「アハハハ！そりゃ良かった！」



銀「おいおい、他の奴だったら嫌って遠回しに言ってるようなもんだよ？それ」



弟「毛玉は黙れ」



銀「手厳しいっお前の弟、鋭利なナイフ持ってんじゃん、ジャックナイフじゃん」



桂「そうだぞ銀時、今はお前がしゃしゃり出る時ではない

　 な、竜くん」



弟「うるさいヅラ」



高「ヅラじゃねぇ桂だ」



弟「A〜BLネタの提供してくるイケメンが怖いよ〜」



「何が怖いってね、それが天然なんだよ、竜」



弟「うわーん怖くて夜 1人で眠れないよ〜」



高「寝ろ」



「ね〜色んなCP考えてたら夜が明けるよね〜」



高「そっちかよ」



銀「つか、弟くんも腐ってんのかよ」



弟「性根までうねってそうな天パも黙って」



「竜、その綿毛と厨二もええんやぞ、実は」



銀「せめて名前は呼べ！」



桂「きょうだいでどんな話をしとるんだ」



辰「最終的に選ばれたんは、わしじゃけどな！」



「やっと喋ったかこっちのもじゃは」



父「辰馬！」



「こっちもか」



父「Aは黙っとき、わしは辰馬に話があるんじゃ」



「へーへー」



父「辰馬、お前はちっこい時からAと結婚するって わしに宣言しとったのう」



辰「えぇ」



父「大学卒業したらすぐっちゅう約束はどうした」



辰「それが まっこと強情でおまけに他のと結婚するなんて言いよる

　 わしも流石に諦めました

　 だが、社会人になり、Aと離れた1年間、やっぱりわし意外の男と幸せそうに微笑みあうのは許せんかった」



辰「それにいっつも冷静な顔したAに馬鹿笑いさせてやれるんは わししかおらんき、ちょっと遅れたが、わしの嫁になってもらうぜよ」




「辰馬…」



銀「ﾄｩｸﾝｯ…じゃねぇよ、少女漫画か」



桂「おいこら空気を読まんか」



高「あいつ、長台詞 喋れるのか」



父「……孫は3人ほしい」



辰「わしは百発百中じゃき、任せて下さい」



「セクハラ親父は切腹」



桂「ならば子育ては俺に任せてくれ、きっと立派な人間にしてみせよう」



銀「じゃあ俺は洗い物係〜」



高「なら俺ｧ掃除だ」



辰「じゃあわしは自宅警備に専念しようかのお」



「辰馬だけ何もしてない」

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