26話！ ページ29
リヴァイside
訓練を、いや、Aを見ようと思って訓練兵たちの元へ行くとあいつがアンカーを打ち損ねて落下するのが見えた。
オレはとっさに立体機動に移り、あいつを助けた。
あいつはすでに意識を失っていた。
チッ。やはりか・・・
オレは教官に許可を取り、医務室へと運んだ。
やはりあいつはアニ・レオンハートのことで心を痛めていた。
「泣けない」というAに対し、オレは「泣いていい」と言った。
その瞬間、あいつは関を切ったように泣き出した。
しばらく泣いた後、疲れたのか眠ってしまった。
ったく。安心しきった顔で寝やがって。オレじゃなきゃ襲われてるぞ。
A「ん、リヴァイ兵長？」
リヴァイ「・・・起きたか」
A「え、あ、申し訳ない！」
リヴァイ「いや、かまわん」
オレの腕の中で眠ってしまったのを悪いと思ったのかあいつは謝ってきた。
まぁ、こいつが謝るのも悪くないな。
そこでオレはこいつを側に置いておきたいという衝動に駈られた。
リヴァイ「なぁ、Aよ。調査兵団に入らないか？」
A「え？でも自分はまだ卒業過程をクリアしていませんし」
リヴァイ「オレが特別優遇で処置してやる。だから来い」
A「喜んでお受けさせていただきます」ﾆｺｯ
あいつは敬礼をして、部屋を出た。
さて、オレも行くか。
ーｉｎエルヴィンの部屋ー
リヴァイ「エルヴィン、いいか？まぁ、もう入っているがな。お前の娘を今回の活躍を受けて調査兵団に勧誘したい。どうだ？」
エルヴィン「ああ、私もそう考えていたところだ」
リヴァイ「ならば話は早い。あの教官に許可を取って試験を受けさせよう」
エルヴィン「ああ」
よし、次だ。
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作者名：ひな | 作成日時：2014年3月16日 1時
