友達探し15日目 ページ16
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「…………ふむ」
「あ、姐さん。ご苦労様です」
「おお、立原か。……ご苦労様、のう……。
「……はは……そんな事は……」
……無い、とは云えなかった。残念ながら。
あの狐少女(ポートマフィアではそう呼ばれている。皮肉かは知らん)がいなくなってから、入れ違いに紅葉が此方に来る。着物の袖を口元に押し当てて笑うその姿は正に遊女と呼ぶに相応しい。
それから紅葉は、真面目そうな顔をして何かを呟いた。……様な気がした。
「……姐さん?何か……?」
「…………あの子は、中也に悪魔と呼ばれておるじゃろう」
「あー……はい」
「実際の処はまぁ確かに悪戯好きだし、敬語も使わん。……が、本当は動物が好きで優しい……良い子じゃ」
「そうですか。……姐さんが云うなら、きっとそうなんでしょうね」
「……狐少女の方も、一日中迷い猫の飼い主を探し走り回るくらいには動物が大好きらしいのう。この二人、良き友達になれるとは思えんか?」
「…………悪魔と天使が友達に、ですか?」
「そう云う事じゃ」
くすくすと紅葉は面白そうに笑った。まぁ確かにそう云えなくもない。……ごんを抜きにした二人の相性としては判らないが。
「……狐少女を見ておるとなぁ、少し……鏡花を思い出すのじゃ」
「…………成る程、鏡花を……。……それでは姐さん、俺はこの辺で」
「うむ。躰には気をつけてのう」
「はい」
尾崎紅葉は泉鏡花を溺愛していた。彼女が探偵社員になってからも。
彼女と狐少女……新美の事を、紅葉は少しだけ重ねて見ていたらしい。そりゃ仲良くして欲しくもなるわ、と谷崎は道ながら思ったとかなんとか。
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ポトマ組滅多に書かないので口調がブレッブレかもしれませんがご容赦下さい……特に紅葉の姐さん……。ごめんなさい姐さん……。
あっ、「ご容赦下さる訳ねえだろ土下座だ土下座」という方はコメント欄にでも来てください、スライディング土下座します。(ちょ)
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みず(プロフ) - 即直してきました。完璧です(ドヤ顔) (2018年9月22日 22時) (レス) id: 40c42479fe (このIDを非表示/違反報告)
みず(プロフ) - ゆあさん» ふひゃああああああぁああああ!!!!やっちまったぜスライディング土下座ーーーー!!!!(ズザアアアアアアアアアア) (2018年9月22日 22時) (レス) id: 40c42479fe (このIDを非表示/違反報告)
ゆあ(プロフ) - いやみずちゃーん!かなり前にも言ったが“弁別”よ!!不覚にも吹いたその二よ!!!← (2018年9月22日 22時) (レス) id: be7752c821 (このIDを非表示/違反報告)
みず(プロフ) - ゆあさん» 与謝野先生の解体ショー(?)、新美ちゃんは未だ受けてないらしいです。 (2018年8月29日 15時) (レス) id: 40c42479fe (このIDを非表示/違反報告)
ゆあ(プロフ) - 大丈夫だ桜庭ちゃん。皆、これを経験して大人になるんだよ(`・ω・)bグッ! (2018年8月29日 13時) (レス) id: 2d3bbb4ab3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みず | 作者ホームページ:http://twpf.jp/uranai_mizu
作成日時:2018年4月3日 19時