検索窓
今日:6 hit、昨日:0 hit、合計:175,854 hit

Episode42 ページ42

携帯の説明を終えると折原さんはパソコンのあるデスクへと向かい仕事をしているようだった。

嫌な人だと思っていた折原さんが助けてくれてり、私のためにここまでしてくれたり・・・
紀田くんが折原臨也に近づくなって言ってたけどその理由が私にはわからない。

もし私が誰かに助けを求められたら助ける。自分に原因があったらなおさら。
だけど家具を用意したり携帯まで・・・嬉しくてその感情が我慢してでも顔に出てしまう。


・・・あ。忘れてたけど学校だ。

貴「折原さん、学校行ってきます!」


思い出したように立ち上がりそう告げる。


臨「今から行っても1、2時間しか授業ないんだから休めばいいのに」

貴「みんなに心配かけちゃうの嫌だから」

臨「そう」


自室へ戻り急いで制服に着替えて


貴「行ってきます!」

臨「いってらっしゃい」


いってきますと、いってらっしゃい。
そんな風に会話したのはいつ振りだろうか

見送ってくれる人がいる幸せを感じた。



早足で電車に乗り、池袋へ向かう。

少しでも早く着くように電車を降りた後は少し走ってみんなのいる来良学園に着いた



時間はちょうど昼休み。
教室へ行くといつも通りの光景だけど紀田くんや竜ヶ峰くん、杏里ちゃんの姿はなかった

屋上かな?


そう思い屋上へ向かうと紀田くんと竜ヶ峰くんの姿はあった。
けどそこには杏里ちゃんはいない。


貴「やっほー?」

何故か疑問系になってしまった


帝「椎名さん!?びっくりしたー」

正「よぉ。遅刻かー珍しいな。電話したんだぜ」

貴「なんでびっくりするのー。ちょっといま訳ありで前の携帯は手元にないから新しい方の番号教えるね。杏里ちゃんにも携帯代わったこと教えたかったのに今日休み?」


そう聞くとふたりの顔色は暗くなった


帝「入院してるんだ・・・」

貴「え?」

帝「切り裂き魔にやられたみたいで・・・」


少し前に竜ヶ峰くんがそんな話をしているのを聞いたことがあるけど自分には関係ないと思い流していたのだが、こんな身近で、それも友達がやられたとなると話は違う


貴「そんな・・・」



3人がどんな目に合っているか私は何も知らない。
だけど紀田くんの様子がおかしいことだけは気づいていた。


帝「放課後お見舞いに行くんだけど一緒に行く?」

貴「うん。・・・紀田くん?どうしたの?」

正「っぅえ!?」


顔を覗き込むと予想以上に大きな反応をされ笑う。

Episode43→←Episode41



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (114 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
176人がお気に入り
設定タグ:黒子のバスケ , 折原臨也 , 赤司征十郎   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

まっつん - あ、赤司くんが怖い… (2015年10月27日 11時) (レス) id: 179b97f76b (このIDを非表示/違反報告)
モコナ - とってもとっても面白いです!! (2015年4月21日 22時) (レス) id: 9dabbf369b (このIDを非表示/違反報告)
- よかった、臨也助けてくれた (2015年4月21日 7時) (レス) id: 7f691d36e2 (このIDを非表示/違反報告)
ころもっち(プロフ) - Yumiriさん» ありがとうございます!両方書いてみようかなo(`ω´ )oだけどまだ終わらせたくないのでこれからもよろしくお願いします♪♪ (2015年4月19日 16時) (レス) id: ed191ff16b (このIDを非表示/違反報告)
ころもっち(プロフ) - モコナさん» 平和島さん・・・( °_° )書けるか分からないけど落ち着いたら挑戦してみますo(`ω´ )o (2015年4月19日 16時) (レス) id: ed191ff16b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ころもっち | 作成日時:2015年4月16日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。