★頼みの綱 ページ20
葵side
必死に小夜ちゃんを宥めて、なんとか笑顔になれるように笑いかける。
やっと落ち着いてきたみたい。何度か大きく息を吸って、吐いて、段々と呼吸が安定してきた。
「ありがとう、葵。もう大丈夫。…部活、戻んないとでしょ?」
「うん…。ごめんね、本当は一緒にいたいんだけど…行ってくる!」
「行ってらっしゃい。頑張ってね(^^)」
ニコッと“無理矢理“笑いかけてくる小夜ちゃんに、気付いてないフリをして、教室を出た。
ホントは部活に戻らないといけないんだけど…。
タタタッと少し離れた窓に近寄って、身を乗り出す。
そこからは部活中のバドミントン部のコートが見えた。
「おーい!いっちゃ ぁん!!私、この後用事があったから、部活抜けるねーー!!」
「えぇーー!?まったくも�・。」
手を大きく振っていっちゃんこと、同じ部活の友達の一花ちゃんに声をかけた。
後はいっちゃんが部長と先生に伝えてくれるでしょ。
よっこいしょっと窓から降りて、小夜ちゃんが走っていた逆方向を辿るように歩き出す。
そのままずんずん歩いていくと、渡り廊下辺りで蓮くんとすれ違った。
その腕をパシッと掴んで、振りほどかれる前に近くの空き教室に連れ込む。
パッと振り返れば、思った通り、怪訝そうな顔をしてこちらを睨む“唯一の頼みの綱“が立っていた。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
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君の膵臓をたべたい
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花恋(プロフ) - じゅ、受験... (2020年10月17日 11時) (レス) id: beb1340a63 (このIDを非表示/違反報告)
あんなつ♪(プロフ) - 花恋さん» ふぉうそうなんだ……。確か受験がって言ってたから、終わったら戻ってきてくれるかな……? (2020年10月17日 11時) (レス) id: 2efed111d7 (このIDを非表示/違反報告)
花恋(プロフ) - 「よろしくねぇ!といっても今私は占いツクールにはいないので来年にいろいろ見ます!」って書いてあったよ! (2020年10月17日 11時) (レス) id: beb1340a63 (このIDを非表示/違反報告)
花恋(プロフ) - 私も待つ!信じる!とりまボードにお邪魔してくるよ! (2020年10月17日 11時) (レス) id: beb1340a63 (このIDを非表示/違反報告)
あんなつ♪(プロフ) - 花恋さん» 分かんない……。でも戻ってくるって信じてる!カロロンの作品の管理は私が任されてるから、帰ってくるその時まで作品たちと一緒に待ってるよ! (2020年10月17日 11時) (レス) id: 2efed111d7 (このIDを非表示/違反報告)
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