検索窓
今日:5 hit、昨日:0 hit、合計:66,650 hit

▽129 ページ29

白椿さんにコーヒーをかけられた私は少し早足で保健室に向かうとドアを開きました



貴「失礼します。制服を貸してください」



しかし、どこに行ったのか保健室の先生の姿が見えません。念には念をと保健室に入って捜していると



灰「先生なら居ねぇよ」



貴「灰崎くん」



ベッドにバスケ部でよく虹村先輩に引っ張られている灰崎くんが居ました。この人は赤司くんを赤面させたイメージしかないです




灰「うわっ、制服ビッショビショじゃねぇか」



貴「はい。なので、着替えに来ました」



ですが、先生が居なければ制服の場所が分かりませんね。勝手に借りて良いものなのかも分からない



困りました



灰「ほらよ」



困っていると灰崎くんが女子用の制服を一式投げ渡してきました



貴「こういうのって勝手に借りて良いんですか?」



灰「ああ?返す時に理由をいえば良いんじゃね?」



それもそうですね



貴「有難う御座います。それでは着替えるので見ないでくださいね」



灰崎くんにお礼を言って灰崎くんから一番離れたベッドに行くとカーテンを閉めました。早く着替えないとテストに間に合わなくなってしまう



灰「他の女は俺に着替えさせてとか言ってくるのに、お前は言わないんだな。着替えさせてやろーか?」



貴「結構です。というか、灰崎くんはテスト受けないんですか?」




灰「んなもん受けねぇよ」




貴「……そうですか」




何か訳ありのような声の灰崎くんに疑問を抱きつつ手早く着替えてカーテンを開けると



貴「…………灰崎くん、サイズがピッタリなんですが、よく分かりましたね」



私にピッタリな制服を見たあと灰崎くんをジト目で見ました



灰「そりゃあ女の服ぐらいパッと見でサイズ分かるぐらいには見慣れて……おい!その変態を見るような目をやめろ!!向こうから誘ってくんだよ!!」




灰崎くんの言葉にドン引きして冷めた目を向けると灰崎くんが慌てて言い訳をした。



灰「そ、そんなことより!テスト良いのかよ?あと五分で始まるぞ?」



居心地悪そうに私から目を逸らして話を変えた灰崎くん。私は急いで自分の制服を畳んで保健室にあったビニール袋を借りて突っ込む



今から全力で走れば教室に間に合うだろうか?いや、普段から運動をあまりしない私が1階の一番端にある保健室から3階の一番端にある教室まで5分で行くのは不可能



私の足では間に合わないか途中で体力が尽きて立ち止まってしまうでしょう

▼130→←▼128



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (231 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
503人がお気に入り
設定タグ:黒子のバスケ , 逆ハー , 悪女   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

- 大ちゅきです!頑張ってください!更新待ってまふ(はぁと (2020年6月26日 16時) (レス) id: 13b0dc150f (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - とても面白いです!更新頑張ってください! (2020年5月24日 19時) (レス) id: 17d09f1ed9 (このIDを非表示/違反報告)
もちネコ(プロフ) - ミリイ(灰崎信者)さん» コメントありがとうございます。私も灰崎君は結構好きなので、いつか挑戦してみたいですね (2019年5月30日 19時) (レス) id: 73f5ade46e (このIDを非表示/違反報告)
ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - 祥吾様の小説も書いて欲しいです (2019年2月16日 18時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)
もちネコ(プロフ) - ボケ犬さん» コメント有難うございます。莱愛が意外と人気でびっくりしています (2019年1月14日 22時) (レス) id: 73f5ade46e (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:もちネコ | 作者ホームページ:   
作成日時:2016年5月1日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。