▽123 ページ23
放課後。本来ならばテスト期間なのでサッサと帰ってテスト勉強のはずなのですが……。
何故か私は夏合宿に向けて自主練をするというカラフル集団に連行され、桃井さん達と一緒にバスケ部のマネージャーをさせられています。
一度「莱愛さんがやるならやります」と言ってしまった私が期間を設けなかったのをいいことに、「莱愛は今日もマネージャーをやっているんだ。Aもやるだろう?」と赤司くんに言われました
あの時の愚かな私を殴りたい。もしくは、もう二度とカラフル集団相手に意見を曲げないように過去の私を説得したいです
本来なら練習は禁止のはずなのに、清兄といいキセキの皆さんといいバスケへの情熱が凄いですね。先生も許してしまうほどなんでしょうか?
いや、清兄は成績をキープするのを条件に許可を貰ってますけど、帝光中の場合は赤司くんが「自主練がしたい」と言えばオッケーな気がします。
莱愛「スポーツドリンク出来ましたわよ」
物思いに耽りながらタオルを畳んでいた私の近くにカゴ二つ分のスポーツドリンクを用意したらしい莱愛さん
あれ?今日ってキセキの皆さんだけのはずですけど、スポーツドリンクこんなにいるんですか?
貴「…………随分と多いですね」
桃「うん。実はキセキ以外にも続々と集まってきて、一軍選手のほとんど全員が練習してるから」
まさかバスケ馬鹿はキセキの皆さんだけではなかったとは。一軍の人はバスケ馬鹿ばかりなんですね。
情熱が人を強くするとか、そんな漫画みたいな感じのパワーでもあるんでしょうか?
莱「A、お手伝い致しますわ」
貴「有難うございます」
スポーツドリンクを作り終えた莱愛さんがひたすらタオルを畳んでいた私の傍に来てくれました。正直に言うと一人では大変だったので助かります。
一軍は一番人数が少ないとはいえ練習がハードなぶん選手達の汗の量が凄いらしく、一度タオルを使うとそのタオルは汗を吸収しまくって洗濯行きだそうです。
つまり、何時間やるのか知りませんが少なくとも一人五回分ぐらいは新しいタオルを用意しておく必要がある……とのこと
確かに練習後の休憩はフワフワで洗濯したばっかりのタオルで拭きたいですよね。その気持ちは分かります
でも、休憩のたびに使ったタオルを洗濯しては畳むという作業を繰り返すぐらいなら、もう少しタオルの量を増やしてほしいですね。心の底から
今度、先生にお願いしてみよう
503人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「黒子のバスケ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
苺 - 大ちゅきです!頑張ってください!更新待ってまふ(はぁと (2020年6月26日 16時) (レス) id: 13b0dc150f (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - とても面白いです!更新頑張ってください! (2020年5月24日 19時) (レス) id: 17d09f1ed9 (このIDを非表示/違反報告)
もちネコ(プロフ) - ミリイ(灰崎信者)さん» コメントありがとうございます。私も灰崎君は結構好きなので、いつか挑戦してみたいですね (2019年5月30日 19時) (レス) id: 73f5ade46e (このIDを非表示/違反報告)
ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - 祥吾様の小説も書いて欲しいです (2019年2月16日 18時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)
もちネコ(プロフ) - ボケ犬さん» コメント有難うございます。莱愛が意外と人気でびっくりしています (2019年1月14日 22時) (レス) id: 73f5ade46e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:もちネコ | 作者ホームページ:
作成日時:2016年5月1日 0時