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貴「……何故ですか？」
触れられたくないことに触れられて俯く
赤「君が朝に寝ていただろ？その時に涙を流して『助けて』と言っていたからだ」
まさかの寝言。しかも聞かれたくない人に聞かれていたという事実
というか良く考えると確かに目を覚ました時に腕に顔を埋めていたはずなのに横を向いていた
貴「怖い夢を見ていただけです」
赤「それはないな。朝から様子が変だし過去について触れてから君の身体が震えている」
無駄に優れた観察力で見抜かれてしまった
バスケで好きに活かしてくれたら良いのに。私の事は放っておいてほしい
赤「よければ過去を話してくれないか？」
貴「よくないので嫌です」
あの過去は清先輩にしか話さない。いや話せない
過去を話すと私は自然と涙が出て身体が震えてしまう。そんな弱った姿を従兄妹である清先輩以外には見せられない
赤「そう言うと思ったよ。だが……」
赤司君は溜息を吐いてから胸ポケットから持ち手が赤色のハサミを取り出して切っ先を私に向けた
何で胸ポケットからハサミが出てきたのかはツッコミを入れないことにしよう
赤「せっかく君が俺たちを避ける理由が分かるかもしれないんだ。逃がさないよ」
貴「脅してまで聞きたいんですか？」
赤「避けられるというのは結構辛いんだ。君には分からないだろうけどね」
赤司君が少し苦笑して言う。分かりますよ
私だって中1の時に1人の女子生徒によってクラスメート全員から避けられたから…
赤「あまり長く授業を抜けると先生が来てしまう。早く話してくれ」
貴「話すなんて一言も言ってませんけど」
このままだと強引に赤司君に話さないといけなくなる。どうにか逃げないと…
《ガラガラ、ガラガラ》
灰「すんませーん。ベッドお借りしまーす」
私が試行錯誤していると灰色の髪でピアスをつけた人が気怠げに言った
赤「灰崎。またサボりか？」
灰「ゲッ、赤司。って…」
赤司君を見て嫌そうな顔をした灰色の髪の人は私を見て言葉を切った
そして何故か近づいて来て顎をクイっとされて上を見るような体制にされた
初対面の女子に向かって何してくれてるんだろう。轢いて良いですか？
灰「へぇ〜。可愛いじゃねぇか」
赤「Aから手を離せ(シャキーン」
灰「ついにセージューロウも女を連れ込む様になったか(ニヤニヤ」
貴/赤「……はぁ？」
灰「あれ？違ぇの？つか二人して、そんな目で見るな」
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もちネコ(プロフ) - ヒイラギさん» ファンですか！？嬉し過ぎてにやけてしまいました（≧∇≦）有難う御座います (2015年12月23日 16時) (
レス) id: f18edfae5d (このIDを非表示/違反報告)
ヒイラギ - ファンになりました！！！ (2015年12月23日 13時) (レス) id: ce91f20f04 (このIDを非表示/違反報告)
もちネコ(プロフ) - アマソラさん» コメント有難うございます。必死にネタ考え中なので待っていてくださると有難いです (2015年11月21日 19時) (レス) id: f18edfae5d (このIDを非表示/違反報告)
アマソラ - 続編頑張ってください！！☆*:.｡. o(≧▽≦)o .｡.:*☆ (2015年11月21日 18時) (レス) id: 2893b59b0a (このIDを非表示/違反報告)
もちネコ(プロフ) - 雌璢麼さん» 期待されても困りますが頑張ります (2015年11月18日 11時) (レス) id: f18edfae5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もちネコ | 作者ホームページ：
作成日時：2015年10月25日 23時
