32話 ページ33
ゆ「朔間先輩。A預かりますね!」
朔「.......いくら葵君たちであろうと今のAは分からないかもしれんぞ?
もしかしたら怪我を負うかもしれん」
ひ「大丈夫ですよ!」
ひ・ゆ「「分からないなら分からせればいいだけの話なので!」」
朔「.....頼んだぞ」
ひ・ゆ「「任せてください♪」」
ひなたとゆうたの言葉を聴きAのことを抱きしめていた手を放すと直ぐにAは
部室の端っこまで行き耳を塞いで縮こまり荒く呼吸を続けた
ひ「A。そんなに怯えなくて大丈夫だよ(ギュッ」
ゆ「落ち着いてゆっくり俺達と呼吸をしよ?(ギュッ」
貴「かひゅっ...だ...っはぁ...れ....はな...けほけほっ....して!!」
ひなたとゆうたは正面からAを抱きしめそう言うもAは錯乱状態で二人のことが
分からずまた苦しそうに息をしながら暴れだした
ひ「ひっどいな〜俺たちのこと忘れちゃったの?
俺は葵ひなた!ひーくんだよ?」
ゆ「俺は葵ゆうた。ゆーくんだよ....思い出した?」
貴「ひー.....くん.....ゅー.....くん......?」
ひ・ゆ「「そうだよ.....A」」
ひなたとゆうたの名前を聞くと暴れていたのが噓だったかのようにピタリと止まり
二人の名前を言い直した
貴「....ひーくんっゆーくん!!!!(泣」ギュッ
ゆ「あーあーそんなに泣いたら疲れちゃうよ?」
ひ「よしよし、怖かったね〜♪」
Aは正気に戻りひなたとゆうたに強く抱き着き、赤ん坊のようにまた泣いた。
それを、ひなたとゆうたは嫌がることはせず優しい言葉をかけながら安心できるように頭や背中を
撫でて落ち着かせた
貴「すぅ.....」
ひ「あらら、無防備に寝ちゃって(ナデナデ」
Aは安心したのかひなたとゆうたに体を預けて寝てしまった
朔「葵君たち悪かったのう...我輩のミスじゃ」
ゆ「いえいえ、朔間先輩の所為じゃないですから大丈夫ですよ。
特訓が始まった時点で俺もアニキも何れかはこうなるって覚悟はしてたので」
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作者名:☆さくら☆ | 作成日時:2022年4月2日 19時