27話 ページ28
〜あんずside〜
Aちゃん....すごい苦しそう
ひ・ゆ「「Aのこと気になりますか〜?」」
「うわぁ!.....うん。すごく苦しそうにして朔間先輩に抱き着いているから.....」
凄い汗かいてるし朔間先輩が時折ハンカチで拭いてあげてるけど..何だか呼吸も浅く感じる
ゆ「あれはAが人に慣れるために必要な特訓なんです」
「特訓......」
そういえば明星君たちが言ってたっけ。とあることが原因で人が怖くなってしまったって....
普通に私としゃべってくれてたから気付かなかったけどそんなに重症だったんだ
「....二人は知ってるんだよね?Aちゃんがこうなってしまった理由」
ひ「もちろん知ってますよ〜幼馴染なので♪」
「見てて.....辛くないの?」
生まれた時からずっと一緒だった子が今、
人が怖いっていうのを克服しようと頑張っていると分かっていても、
あんなに汗をかいて辛そうにしてたら私だったら見てられなくて助けるかその場を逃げてしまうだろう....
ゆ「そりゃ辛いですよ?今すぐにでも助けてあげたいぐらい」
「っ...じゃあ」
何で助けてあげないの?その言葉を口にしようとしたときにきいた言葉で私は納得した
ひ「でも、Aが変わりたい、克服したいって頑張っているから」
ゆ「だから俺達も協力しなきゃ駄目だよねって話になったんです」
ひ「頑張った分特訓が終わったら俺とゆうた君でいっぱいいっぱい褒めてあげるんです!」
ゆ「Aはもともと甘えん坊さんなんですごい可愛いんですよ?」
笑いながらそう言う二人に三人は私には到底知りえないような強く固い絆で結ばれているから、
信頼しあっているからこそ、こう言うことが出来ているんだなと強く思った
「なんか...凄い素敵だね(ニコッ」
ひ・ゆ「「Aは俺達にとっても大切な存在なんで♪」」
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作者名:☆さくら☆ | 作成日時:2022年4月2日 19時