Episode25+奇想天外+ ページ26
「よぉし、じゃあA君、ぼくのために最っ高のキッシュを頼んだね!」
『え、あぁ……はい...?』
「すんません、A君。こんなことになっちまって……」
すまなそうに頭を下げるジュンと、腕を組み、椅子に腰かけているおひいさん
何でこんなことになったかというと、それは小一時間前、夢ノ咲系列のショッピングモールでの出来事にまで遡る
買い物をしようと、少年とジュンがぶらぶらと二人で歩いているところに、背後から接触してきた男がいた。その男とジュンは顔見知りのようで、もともと集めていた周囲の視線をさらに集める出来事となってしまったのだ
「おひいさん、声が大きいっすよ。もうちょっと声を抑えてください」
と、ジュンが能天気な彼に声を潜めるよう促すも、無駄だった
「サボリとはいい度胸だね!」「荷物持ちがいなくて大変だったね!」等とことごとく、大声でジュンの言葉を遮ったことで、周りはざわつき、ひそひそ声まで聞こえてしまう始末となった
『あの〜……場所を移しません?』
ファンの子たちが増えてきたみたいですし……、と少年は小声で二人に耳打ちをした
それに対して、そうっすね、と素直に応答したジュンはいいが、おひいさんと呼ばれた彼は大変だった。「カレは誰なんだね!?ジュン君、早くぼくに説明して!」と移動中も煩かったのなんのって、引きずっていくジュンも大変そうであった
適当にカードを見せて、VIPルームに入った3人は、コーヒー等各々、一息つける飲み物を頼み、向かい合って座った。そして、最初に口火を切ったのは少年だった
『えぇっと、お二人はどういう関係で?』
「ふん!キミ、アイドルかと思ったけれど、礼儀がなってないね!まずは自分から名―――」
「―――アンタから、誰なんだね!?って聞いて、接触してきたくせによく言うっすよ。あ、A君、気にしなくていいっすからね」
「まったく、ジュン君のくせに、ぼくに歯向かうとは良い度胸だね!」
「あー、はいはい。すんません...ってことで、おひいさんから名乗ってあげてくださいよぉ」
「ふん!偉そうに!!……ぼくは巴 日和なんだね!君がどこの生徒かは知らないけれど、ぼくの名前くらいは聞いたことがあると思うんだね!!」
『あ、えっと……存じ上げております。僕は、夢ノ咲の生徒で、瀬名 Aです。UNDEAD所属です。どうぞ、よろしくお願いします、巴先輩』
不機嫌そうな巴とは対照的に、綺麗な笑顔で少年は笑った___
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若宮(スイス/シャラルー☆)(プロフ) - Seturoさん» 入力前の状態ですと、デフォルトで『なまえ』という表記になってしまいます。『カタカナで』の欄も同様です。今一度、ご確認の方よろしくお願いいたします。入力してもなお、『なまえ』という表記のままであった場合には、またコメントを頂ければ助かります。 (2022年10月25日 19時) (レス) id: 6137a49408 (このIDを非表示/違反報告)
若宮(スイス/シャラルー☆)(プロフ) - Seturoさん» こんばんは。コメントありがとうございます。単刀直入にお話しますね。『なまえ』という文字から変わっていないとのことですが、全Episodeの一番下〜評価のすぐ上の『ひらがなで』という欄の入力はお済みでしょうか? (2022年10月25日 19時) (レス) id: 6137a49408 (このIDを非表示/違反報告)
Seturo - すいません💦多分主人公の名前が入るところが、なまえって文字から変わってないです💦 (2022年10月25日 17時) (レス) @page40 id: c7673ae0d0 (このIDを非表示/違反報告)
乱数(プロフ) - んん……身長は、165~168cmとかがいいんじゃないかなぁ…と思いますね……無理に変えなくていいですよ!? (2020年12月24日 4時) (レス) id: a4b666bcbc (このIDを非表示/違反報告)
シャラルー☆(スイス)(プロフ) - 乱数さん» コメントありがとうございます。あんスタの中では全体からしたら中間的身長ですし、アンデの中ではちびっこなので……(汗)設定的にはちょっぴり高くできたかな…?程度なんですよね。でもまあ、私的にも170cmは高いのでは?なぁんて思っちゃってます笑 (2020年12月16日 22時) (レス) id: 705dc09b7e (このIDを非表示/違反報告)
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