【呪術廻戦】続、三億の兄様【男主】

61 ページ13

________
　______________



「無理」


「でしょうね」


全然何も沸いてこない


「埒が明かない、キミと僕の思い出を語ってくれ」


「思い出、、」



_____私は兄様の女追い払い係でした


特に何も言わず、ホットケーキを口へ運んだ

僕はそんな係を雇った覚えはない


「兄様と会話していくにつれ、家族じゃないと悲痛な言葉をかけられた時がありました」


「(実際、血の繋がりはないから正論だ)」



「でも、私が涙を流した時に着物の袖で、涙を拭いてくださりました」


_______そこで兄様が大好きになりました


彼の表情を見ると、何故か泣いていた

思い出して泣いたのか、無理矢理泣いたのか


これは僕が拭けという事か


「年上が泣くな、変な気持ちで拭かないといけないだろう」


「にぃ、さま、、大好きで、、す」



僕は偶然持っていたハンカチで彼の涙を拭いた

計算高いのか、純粋にこうなのか、、


「それは知っている、多分前の僕も」


「キスしていいですか？」


「逆になんで良いんだ」



急に真顔になるな、怖い

もしかして、そのために泣いたのか？

62→←60

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す