▶たすけられる ページ10
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▶A してん に きりかわった！
まずい、本当に、本格的にまずいかもしれない。いや、まずい。
目の前には知らない男の人が三人。体でっか、顔こっわ。どうしよう、人気のない狭い場所だ、誰も助けには来てくれないだろう。
意地でもモンスターボールから出てこようとするアママイコを何とか止める。心配かけてごめん、けどきみが出てきても状況はきっとあまり変わらないから。傷付くだけ無駄なんだ。
アオイちゃん、心配してるだろうなあ。
『おねが、やめ、』
「大丈夫大丈夫！」
なにが大丈夫なのか。掴まれた腕は力篭もりすぎてて痛いし、そもそも背の高い大人に囲まれる学生、という時点で既に怖い。
幸いなことと言ったら、
ちょっと大人しくしてようね、とネクタイに手をかけられて、やんわり解かれ諦めたとき。
「チリちゃんの前で可愛ええ子拐おうとか…ええ度胸しとんなあ、自分ら」
独特な訛り方。ジョウトの方だったような気がする。サスペンダーと、黒いグローブ。深緑のアンダーポニーテール。極めつけにはブラッドムーンみたいな赤い瞳だ。
「なんだ兄ちゃん、横取りか？」
「俺らが先に見つけたんだからさぁ」
「そうそう。帰ってくんない？」
こわいより、かっこいいのが勝っている。なんだこの人。
「そないなこと聞いてへん。その子、離すか離さへんか、はよ決めろや」
すごく、怒ってる。空気が張り詰めたのをわたしは感じるが、わたしをここまで引っ張りこんだ三人は食い下がるばかりだ。
「ほんなら構えろや。なあ、ドオー」
呼びかけると、ボールから出されたドオーがこちらに向かって強く威嚇した。ドオーって、ウパーの、進化だっけ、。
「目、覚まさせなおもんないもんなあ。頭のてっぺんまで揺らしたれ、ドオー」
赤の双眸に怯んだのか、あれだけ食い下がった三人が、いとも容易くどこかへ捌ける。
「怖がらして堪忍な、怪我してへん？」
背の高いその人は、わたしの前まで来ると柔らかく笑ってる頭を撫でる。さっきまでが、嘘みたいに優しくて。解かれたネクタイを、結び直してまた笑った。
「もうすこし早よ助けたったらよかった、ほんまに堪忍な」
もう一度謝って、今度はわたしを立たせてくれる。誰だか知らないけれど、すごくかっこいいお兄さん。
『あ、ありがとうございます、』
アオイちゃんに、なんて言おう。
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名無し36151号(プロフ) - 参考大丈夫ですか？ (3月8日 4時) (
レス) @page19 id: c4f6a30431 (このIDを非表示/違反報告)
ほずき。(プロフ) - 先輩ちゃんのパートナーキルリアなのめちゃくちゃ好きです……！！！！いつものふわっふわな可愛い先輩ちゃんとイケメンなかっこいい先輩ちゃんの良さについてアオイちゃんと語りつくしたい………😭💕 (1月14日 22時) (レス) @page17 id: af534a13ee (このIDを非表示/違反報告)
アスナ(復活)(プロフ) - やばいアオイちゃんに共感しかないっ先輩めっちゃかわええし．．．ほんとこんな作品出会えてよかったです！ (1月9日 17時) (レス) @page13 id: f7bc5b9bc1 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - が、画像っっ！！アオちゃんも先輩も可愛すぎませんか？！？！無理のない更新頑張ってください...大好きです...😌😌 (1月8日 23時) (レス) @page13 id: 1ddf176c35 (このIDを非表示/違反報告)
ドラゴン(プロフ) - すごく面白いです！無理せず更新頑張ってください！ (1月8日 15時) (レス) @page12 id: fcb6cf8156 (このIDを非表示/違反報告)
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