【ポケモンsv】主人公の最推しっぽい

▶たからさがしにいく ページ6

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いよいよたからさがしが始まった。既にボタンちゃんや生徒会長、ペパーとの出会いは済ましてある。全員すき。まじで顔がいい。



まあたからさがしが始まろうが、今日これから向かうのはもちろん図書室なんですけど





「……A先輩、いますか、」




いや私声ちっっっさ。そんなんじゃ聞こえんやろが。……仕方ないんや、最推しの前なんやから……。




『あ、アオイちゃんだ。』




どんなに声が小さかろうが聞き取って笑いかけてくれるA先輩。ほんと、好きだなあこの人のこと。




「いやなんか、…まいにち会いに来てすみませんっていうか」




謎に最推しの前で気弱になる現象ね。





『え？そんなことないよ。むしろ、今日も会いに来てくれたなあって毎日思ってる。ね、アママイコ』



「ひぃ……すき……」




どこまで人を惚れさせれば気が済むんだこの先輩は！？！！？




『そういえば、今日からたからさがし始まったんだっけ。』



「あっ、はい！」




早いな〜、なんて先輩が笑う。今日は話したいことがあって来たんだ、しっかりしろアオイ。




「せっ、先輩！」



『なあに、』



「よ、よかったらなんですけど、ジム巡り、……とかもろもろ！？先輩が飽きるまででいいので、つ、付き合ってくれませんか！」




大幅な原作改変。さすがに無理だろうか。と、いうか、出会って数週間程度の後輩にここまで言い寄られるのだいぶきしょくね？？？？




『宝探し、かあ。』




先輩はふわふわな髪を風になびかせながら窓の外を見る。綺麗だな、なんて思うのはこれで何度目やら。




『……後輩ちゃんのこと気に入っちゃったから、付き合っちゃおうかな』




失神するかと思った。いやえ？？天使って言うか、なんだこの小悪魔感！？？！はあ？！好きなんだがあ！？！！





「ま、まじですか」



『しばらく図書室にいたからなあ。パルデア、回るのも悪くないね』




一緒に行くなら支度しなきゃね、と先輩は立ち上がる。え？まって、あっさり上手くいっちゃったけど…え？




私これから、A先輩とストーリー進めるってこと？




「(いや待て待て待て。やらかしたぞこれ)」





こんなに大幅にストーリー変えて、シナリオとか無事なのか！？！？？




『あ、アオイちゃん、わたしの部屋来る？』




とりあえず最推しとお部屋デート(違う)決まったからどうでもいっかあ。







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え？アオイ落ちの小説ですか？？(違う)

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