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「ビーチ行こっか、Aちゃん!」




今初めてポケモンを手に入れたはずのアオイちゃん、バトルしたくてたまらないようだ。え?レベル見た?5だぞホゲータ。相手はパルデアのチャンピオンよ??



『あぇ、アオイちゃん?ほんとに、…やるの?』



「え?うん!デビュー戦!デビュー戦!」



いやちがうちがう、きみじゃねえ。ホゲータが心配なんだよ。ほら見ろ、何も分かってない顔してるぞ。



「頑張ろうね!ホゲータ!」


「ほげげ?」



ほらわかってないってこの子!!世界の厳しさを!!!あほのこなんや!!!



『Aも、…あいぼうみつけなくっちゃ…』



とりあえずホゲータを応援しつつ、わたしも相棒を決めなくては、と思い直す。何故か生徒会長サマがニャオハ連れ去ったので、流れ的にはクワッスなんだが…。



『幼女がかわいいポケモン持っててもギャップがな…』



クワッスかなりかわいいし、わたしはやっぱりかっこいいポケモンを見つけるべきだ。ギャップ萌えを狙わなければ。




「Aちゃん行くよー!!」


『はあいっ』




アオイちゃんを追いかけて走る。てかプライベートビーチとか金持ちか生徒会長。




「準備はいい?」


「もちろん!」




わたしは大人しく浜辺で待機。アオイちゃんは相棒にしたばかりのホゲータを繰り出した。




『アオイちゃん!がんばれーっ』




身体をめいっぱい使って応援すると、アオイちゃんはこっちを見てやはり眩しく笑う。やっぱりこの子は主人公だ。




「ホゲータ!ひのこっ!!」




ホゲータも何も分からないような顔してたくせに技はキレッキレだ。いや楽しそうだなあ。




勝負は早々に片が付き、タイプ相性によりホゲータが勝った。目の前で行われるポケモン勝負。ずっと、憧れてたもの。





やはり早々に相棒を見つけよう。




「Aちゃんーっ!!勝てたよ!」



『うん、見てたよ。アオイちゃんかっこよかった!』




はい100点満点、最高にかわいいぞわたし。アオイちゃんには効果バツグンなわたしの満面の笑み。やはり幼女はつよい。




ネモさんはポケモンの捕まえ方を教える!と意気込んで走っていった。校長もクワッスを連れてどこかへ。




「Aちゃん、行こっか。ホゲータ!行くよ〜!」



砂浜を駆け回るホゲータを呼んで、変わらずわたしの手を引いて。この物語の主人公は楽しげに歩き出した。

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ううぴょり - アオイちゃんの説明文にサンドウィッチの上パンについて書かれていて声出して笑いました…(時間を考えろ)陰ながら応援させていただきます! (12月30日 2時) (レス) @page1 id: 9084d4f4e7 (このIDを非表示/違反報告)
鍵ポスト - 文才の高さが伺える文の作りが凄く好きです…。やっぱり幼女はかわいいですね……。更新頑張ってください…!応援してます…! (12月29日 0時) (レス) id: 99494c38e5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:らて | 作成日時:2023年12月27日 17時

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