ページ ページ5
・
「ママありがとう！Aには？」
よくぞ聞いてくれたよアオイちゃん。わたしにはないのか、わたしには。
「Aにはちょっと早いかもと思って……もう少し学校に慣れたら考えるわね！それまではアオイがちゃんとお世話するのよ？」
なんだその謎の条件は！！幼女も大変だな…。かく言うアオイちゃんも何やら乗り気だし、わたしは仕方なく頷いた。しばらくスマホロトムはお預けらしい。
「それじゃ！行ってらっしゃい！」
「行ってきまーす！」
『いってきます』
はわかわいい！ついてきてる……！アオイちゃんと一緒に感動しながら見慣れた道を歩く。転生して3日、家の前のこの道は歩き慣れてしまった。
新ポケモンがいっぱいなんだよな、パルデアは！！ワナイダーとか初めてみた時軽く泣いたぞ、蜘蛛すぎる。
「かわいいなあ、ホゲータ！！口ずっと開いてるよ！」
アオイちゃんはどうやらホゲータがお気に入りらしい。わかるぞかわいいもんな。ニャオハもクワッスも、気になるものがあると走ってってかわいい。
わちゃわちゃとしながらも豪邸にたどりついた。途端、かけ出すポケモンたち。いや待って待って待って！
びっくりしていると、何やら身長高めなオレンジアカデミーの制服を着た誰かが、ホゲータを撫でてこちらを振り返った。
「きみがこの子たちのトレーナー？」
自然とポケモンたちは集まり、校長と誰かとわたしたちは向き合う形となった。
「アオイさんたちはまだポケモンを選んでいないんですよ。どの子がはじめてのポケモンになるのでしょうね」
相も変わらずアオイちゃんに隠れながら、わたしは３匹の様子を伺う。なんで隠れるかってそりゃ、隠れてた子がなついたらかわいいからだよ。
好感度を最も早く、かつ高く上げるには最初は人見知りの子がなつくことだ。わたしはわたしのこの幼い可愛さを最大限活用してパルデアチャンピオンになるのだー！
「こんにちはー！初めましてだよね！」
「ずいぶんおはやい到着ですね。」
元気な人ばかりだ。何やらポニテの誰かさんはSVの公式情報で見た気がするけど。
「先生！もしかして……」
「今日からアカデミーに転入されるアオイさんとAさんです」
「やっぱりそうなんだ！向こうのお家のご近所さん！どんな子が引っ越してきたか、すっごく気になってたんだ」
お？幼なじみポジか？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 132人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ううぴょり - アオイちゃんの説明文にサンドウィッチの上パンについて書かれていて声出して笑いました…(時間を考えろ)陰ながら応援させていただきます！ (12月30日 2時) (
レス) @page1 id: 9084d4f4e7 (このIDを非表示/違反報告)
鍵ポスト - 文才の高さが伺える文の作りが凄く好きです…。やっぱり幼女はかわいいですね……。更新頑張ってください…！応援してます…！ (12月29日 0時) (レス) id: 99494c38e5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：らて | 作成日時：2023年12月27日 17時
