【pkmn】わりとてんさい

はつとうこうへ ページ16

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「不思議な声を調べてたら、アオイとAが崖から落ちちゃって。この子が助けてくれたの。」



わたしです。100%わたしが悪いですええはい。



「力を使い果たしたみたいで、その後へたりこんじゃったけど……形が変わる前はものすごく強かったんだよ！」




鳴き声うるさいけどな。幼女にはきつい声してるけどな。




「……だろうな。この姿じゃ戦えねえさ。コライドンの本当の姿は戦ってるときのフォルムだからな」




コライドンって名前なんだこいつ。古そうなポケモンだなあ。




「コライドンってこの子の名前？なんで知ってんの？」



最もな疑問だ。なんで知ってんだこいつ。訳ありか？？



ネモさんが訊くと同時に、コライドンとやらがアギャギャスと鳴いて灯台を見た。



「研究所には入れねえよ。鍵かけたからな」



研究所なんだそこ！何の研究してるんだろうか。てか灯台×研究所ってオシャレだな。




「オマエら、見かけない顔だけどその制服は……うちの学校の生徒かよ。コライドンは普通のトレーナーがあつかえるポケモンじゃねえ」



ほへえ。でもそれなら大丈夫、アオイちゃんは主人公だし、わたしは前世持ち幼女なのだから。普通でないことだけは確かだ。




「どういうポケモンなの？」



「……フン！コライドンの世話がつとまるか、オレが試してやろうか？」




誰も世話するなんて言ってねえぞ？？？




「いや遠慮しときます…Aちゃんがいるし、…」




そりゃそうだ、幼女より優先すべきものなんかない。それに加え、アオイちゃんはわたしにベタ惚れだ。




「オレが試してぇんだ、遠慮すんなって。」




こいつ無茶苦茶やんけ…。




「あーそっちのちっこいのは離れとけ。危ねーから。」



『あ、アオイちゃん……』



「大丈夫、なんかバトルしなくちゃっぽいけど、ホゲータもちょっとレベル上がったし！」




強いなー主人公。大人しく離れてネモさんの近くに行けば、さっきからシカトされすぎじゃない？私、と言われたので苦笑いしておいた。




「モヤモヤ気分……晴らさせてもらうぜ！」




▽ポケモントレーナーの ペパーが勝負をしかけてきた！▽




ペパーとやらが出したポケモンはホシガリス。おいてもちポケモンかわいいかよ。幼女の可愛さを上回ったら犯罪だよそれはもう。なあコリンク。





「行っておいで！ホゲータ！」




アオイちゃんは変わらずホゲータ。相変わらず口開いててかわいい。




「ヤなヤツのこと思い出しちまった。……落とし前、つけてもらうぜ！」

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