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「おーいっ！！！こっち！急いで！！」
ネモさんが呼んでる。アオイちゃんもびっくりしてる。謎ポケモンはぴょんぴょんと崖を渡り、ネモちゃんのいる場所までわたしたちを運んでくれた。
「び、びっくりしたあ……」
アオイちゃんの言葉に頷きながら、地面に足をつける。怖かったぞかなり。
「すっごい身のこなし！危機一髪だったね！」
ぱちぱちと拍手をするネモさんを横切り、謎ポケモンは灯台を見上げたあとくたりとしてしまった。
『だ、だいじょうぶかな、』
「力を使い果たして疲れちゃったのかな……？なんだろうこのポケモン……モトトカゲってポケモンに似てるけど、こんな姿見たことない。」
さっきの二足歩行の姿とはなんかかわっていて、やっぱり元気なさそうだ。サンドウィッチ食ったのに。
「うーん……よくわからないけど、もう1回サンドウィッチ食べれば元気になるかなあ」
「アオイにもわからないんだ。……っていうか本当ふたりとも無事でよかった！！」
謎ポケモンと息ぴったりだったわたしたちだが、指示はまったく出していない。完全独断で謎ポケモンが助けてくれたのだ。
アオイたちのポケモンになったら勝負させてね、と中々ぶれない生徒会長サマだ。アオイちゃんと連絡先を交換し、わざマシンを貰った。
わざマシンとかなんかなつい。
スピードスターか……コリンク覚えるっけ……。
とりあえず灯台を目指すことになり、変わらずアオイちゃんと共に向かう。さっきよりしっかり手を繋がれているのは、崖から落ちそうになったわたしを繋ぎ止めておくためか。
灯台前につくと、何やら見知らぬ人がいた。
「アイツは……なんでいる！？」
同じオレンジアカデミーの制服を着た男子生徒は勢いよく走ってくる。謎ポケモンまで近寄ると、何やらあまり良くない顔をした。
なんだ？イケメンだな。
「オマエらに言ったんじゃないさ。」
そりゃそうだろうな。こっちはキミのことなんか知らんからな。
「きみ、たしか文系クラスのペパー……だっけ？ポケモン博士……オーリム博士の息子さん」
だれぇ…？
「……母ちゃんは関係ねえ」
どうやら地雷らしい。仲悪いのかな。てか母ちゃん呼びかわいいか。
「それよりこのポケモンがなんでいるんだよ？どうしてこの姿に！？」
詳しいのかこの謎ポケモンに。なんか関係ありそうな口ぶりだ。
「えっと、…崖の下で会って、私とこの子を助けてくれたんです」
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ううぴょり - アオイちゃんの説明文にサンドウィッチの上パンについて書かれていて声出して笑いました…(時間を考えろ)陰ながら応援させていただきます！ (12月30日 2時) (
レス) @page1 id: 9084d4f4e7 (このIDを非表示/違反報告)
鍵ポスト - 文才の高さが伺える文の作りが凄く好きです…。やっぱり幼女はかわいいですね……。更新頑張ってください…！応援してます…！ (12月29日 0時) (レス) id: 99494c38e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らて | 作成日時：2023年12月27日 17時
