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「なんだろう……ポケモンかな?」


『……でっかい』



近付いて見れば見るほどでかい。幼女からすりゃほぼ恐竜レベル。でかいなあポケモンって。



「…………グゥゥ」



その謎ポケモンは腹でも減ってるみたいにグゥ、と鳴いた。ひぇちょっとかわいい。




『なんか…たべたいのかな、』



「うーん……あっ!ママのサンドウィッチ!!」



え、まじかこの子。あげんのかサンドウィッチ。優しすぎん?女神なん?



「ほら、おたべ〜」



アオイちゃんがサンドウィッチを差し出すと、アギャ?なんてちょいあざとめに鳴いた謎ポケモンがサンドウィッチにかぶりついた。



うわ美味そうに食うなあ、やめろよわたしまで食いたくなってきたじゃんか。



てかアオイちゃんのご飯消えた……。わたしの分けよううん。




「アギャアス!」



「わあ元気になった?」



アオイちゃんはやはり女神らしい。にこにこ笑って良かった〜なんて。天使か。謎ポケモンは立ち上がるともっとでかい。



謎ポケモンはのそのそ歩きだし、洞くつを目指し始めた。おい待て、さっき生徒会長サマがだめっつってなかった?洞くつ。



「どこ行くんだろうね、」


『うん……』



「アギャアアアス!!」



まじでほんとにビビるからやめろそれ。心臓止まるわ。


大きく鳴いた謎ポケモンは、直後にぴかっと光だし、思わず目を隠してたじたじになる。




かと思えばドラゴ○ボールのワンシーンみたいな覚醒を果たし、二足歩行し始めた。進化か?進化したのか???




謎ポケモンとアオイちゃんはばちっと目が合い、まるで導かれるようにアオイちゃんは謎ポケモンを追いかけて行き始める。




『えっ、アオイちゃん!?だ、だめだよどうくつは!』



「う、うん。でも、ついてきてって、言われてるような気がして…」




へっさすがは主人公サマだぜ。まあそういうことなら行かなくてはな。




洞くつに入って謎ポケモンの後を追うと、上から声が降ってきた。




「おーい!アオイーっ!Aっ!……いたっ!大丈夫!?怪我してない!?」



「ネモちゃん!なんとか大丈夫だよーっ」




よかった、とネモさんが安心した声をだし、自分を責め始めてしまった。いや落ちたのわたしのせいだから気にしないでくれ頼む。



とにかく上まで来い、と言われるが、アオイちゃんもわたしも謎ポケモンの後を追うしかできない。



『アオイちゃん……』



「大丈夫だよAちゃん!私がいるからね!」




やっぱりこの子天使なんや。

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ううぴょり - アオイちゃんの説明文にサンドウィッチの上パンについて書かれていて声出して笑いました…(時間を考えろ)陰ながら応援させていただきます! (12月30日 2時) (レス) @page1 id: 9084d4f4e7 (このIDを非表示/違反報告)
鍵ポスト - 文才の高さが伺える文の作りが凄く好きです…。やっぱり幼女はかわいいですね……。更新頑張ってください…!応援してます…! (12月29日 0時) (レス) id: 99494c38e5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:らて | 作成日時:2023年12月27日 17時

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