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きみにきめた! ページ2






転生を果たしてから僅か3日。どうやらわたしは居候らしいとわかってきた。いやなぜ。



そんでもって居候先は今作SVの主人公、アオイちゃん宅だとわかり、おいおいまじか、となったのは言うまでもない。



ポケモンの世界に転生してめちゃくちゃに嬉しくてこっそりはしゃいだのは初日だけで、元からこの世界にいた身体はすぐになじんでしまったようだ。



「Aちゃん制服着るのてつだおっか?」



最近わかったのはアオイちゃんはなぜか居候のわたしに異常に甘いということだ。なぜ。




『だいじょうぶ!あとぼうしかぶるだけ!』




そして転生から僅か3日でストーリーが開始し始めた。わたしは幼女でありながら、アオイちゃんに連れられて、何やらオレンジアカデミーに通うらしい。



まだ幼稚園レベルに小さいけど大丈夫か、わたし。まあ幼女だしな、かわいいは最強だからいっか。



アオイちゃんに軽々だっこされるくらいには小さいんだこの身体。ドレディアより小さいぞたぶん。



んへへだっこ、なんてアオイちゃんに笑いかけるとしばらく可愛さに悶えてるくらいにはわたしにベタ惚れなアオイちゃんだが、そもそもわたしなんで居候なんや。



「わあかわいいよ、Aちゃん!制服似合うねえ」


『ありがとう、アオイちゃん』



いや好きすぎやろわたしのこと。まあかわいいんだけど確かに。おぬしもかわいいぞ。アオイちゃんはわたしの手を引きながら、にこにこと階段を降りて行く。



今日もホシガリスがむちゃむちゃ言いながらおで迎えだ。




キッチンで何やらしていたアオイちゃんのママは、わたしたちに気付くと手を止めて近寄ってきた。



「おはよう、アオイ、A。…あら!もう制服着てるんだ!今日から新しい学校だもんね、ママもとっても楽しみ!」



わたしのゆるゆるなネクタイを手直ししながらママはにこにこである。いや美人すぎやろ。



「でもいってきますにはちょっと気がはやいみたい。学校から連絡があって、もう少し家で待っててください……だって!」



入学式シーズンは少し過ぎているので、何か手続きとか残ってるのかもしれん。何だろうね、とアオイちゃんが首を傾げる。




「入学に必要な大切なものがまだ届いてなかったらしいの」




ほへえ、そりゃ大変。じゃあ待ってよっか、とアオイちゃんが言うので、頷こうとした途端。



ピンポーン、とインターホンが鳴った。

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ううぴょり - アオイちゃんの説明文にサンドウィッチの上パンについて書かれていて声出して笑いました…(時間を考えろ)陰ながら応援させていただきます! (12月30日 2時) (レス) @page1 id: 9084d4f4e7 (このIDを非表示/違反報告)
鍵ポスト - 文才の高さが伺える文の作りが凄く好きです…。やっぱり幼女はかわいいですね……。更新頑張ってください…!応援してます…! (12月29日 0時) (レス) id: 99494c38e5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:らて | 作成日時:2023年12月27日 17時

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