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『あの、ボス?どこに行かれるんですか』

そんなAの声にジョルノは答えもせず、鍵のある部屋に向かい、ドアを閉めた。

「…見ましたよね、泣いてるとこ」

『…はい』

ジョルノは一歩一歩、Aに近づく。

「本当は、あんなところ見られたくなかった」

一歩。

「君にあんな姿を見せたくなかった」

また一歩。

いつの間にか、Aの背は壁についていた。お互いの顔が至近距離にある。

『っボス、「違う!!」

「君の前にいるのはギャングのボスの僕じゃない、ただの15歳の僕だ」

『!』

「お願いだからこれ以上…これ以上、僕を突き放さないで…!」

ジョルノはすぐ目の前にいるAに手を伸ばした。___まるで、何かに縋るように。

「……僕の名前を、呼んで」

これが最後とでも言うように、耳元で囁き、頼む。

『…ジョルノ』

「A、」

『…すこし意地悪し過ぎました。ジョルノ、泣かないで?』

そう言ってAは、頭を撫でた。

「っ…子供扱いしないで下さい…たかが一年先輩なだけでしょう」

「僕がなりたいのはあなたの弟なんかじゃあない…恋人になりたいんだ」

そっと顔を上げて、目を見つめる。ジョルノの翠の目は、どこか熱を持っていた。

「好きです、A。…どうか僕の手を取ってくれませんか」

『さっきまで泣いていたくせに、随分キザな台詞を。…手、離しちゃ駄目ですからね』

ジョルノの涙は、笑顔に変わっていた。

シュトロハイム:銃機関砲に触りたい彼女vs触らせたくないシュト様→←*



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圧倒的睡眠不足(プロフ) - ゆぅらさん» あああリクエストだやったあ!!ありがとうございます!!そうですよね、以前私も漁ってたことあるんですけどディエゴ夢めっちゃ供給不足ですもんね...供給不足解決に少しでも貢献できるよう頑張って書いてみます! (5月8日 18時) (レス) id: 33f559404d (このIDを非表示/違反報告)
ゆぅら(プロフ) - テスト前一週間切ったのに何も終わってない私に【ディエゴ】で【添い寝】をお願いします……。兎に角ディエゴ夢が見たいんです…… (5月8日 15時) (レス) id: fe5002f9ce (このIDを非表示/違反報告)
圧倒的睡眠不足(プロフ) - 誰かリクくれ…リクくれ… (3月9日 12時) (レス) id: 97d79e1a3f (このIDを非表示/違反報告)
圧倒的睡眠不足(プロフ) - charaさん» 見てくださってありがとうございます!色々落ち着いたらリクエストまた募集するのでそのときは是非。 (2月17日 7時) (レス) id: 97d79e1a3f (このIDを非表示/違反報告)
chara(プロフ) - とても面白かったです!!癒やされる…!投稿頑張って下さいね!! (2月16日 7時) (レス) id: b9feb698f2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:圧倒的睡眠不足 | 作成日時:2023年11月26日 9時

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