我、ジョジョを愛す。【ジョジョ】【短・中編集】

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しかし。

「A、今良いですか」『大丈夫です、どうかされましたか』

Aは、

「A」『はい、ボス』

頑なに、

「A、ちょっと」『なにか御用でしょうか』

名前を呼ばなかった。

「…」

そしてある日。

「オイオイオイどーしたんだよジョルノ〜！珍しいぜ、お前がそんなにしょげかえってるの」

「…A…Aが名前を呼んでくれない…」

それを聞いて一同は同じことを思った。

(((まだやってんのかよ)))

「…そんな呆れた顔しないでくださいよ、僕にとっては大事なことなんです」

「んなこと言われたってよぉ…ってジョルノ！？泣いてんじゃねーか！！」

「僕は…僕は彼女のことが本気で好きなんだ、…ここまで断られるとさすがに…」

そう言いながらジョルノはポロポロと涙を流している。

「…ジョルノが泣くのってなんかレアだな」「ブチャラティ今そういうこと言っちゃう？？」

「う…こんなところ彼女に見られでもしたら羞恥で死ねます」

その時だった。

『ボス、いますか？ちょっと確認したいことが…あ』「ﾋｭｯ」

全員顔が真っ青である。

「…噂をすれば、と言うやつか」「もう良いからブチャラティちょっと静かにしてて？？？？」

「…」

すると急にジョルノは席を立ち、ツカツカと訳が分からず立ち尽くしていたAの方へ行き、手をひっつかんでどこかへ行ってしまった。

「…A、無事だといいな」

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