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「――っていうのが始まりで、あれから二年間ずーっと嫌がらせされ続け、私は純粋さも女子らしい口調も失ったの」


そう纏めると、三人は哀れみの目を向けてきた。


あれ、後半のジョークなんだけど。

否定しないの……?悲しい。


「そりゃお前……アレだ。沖田くんはお前をオモチャ扱いしてんだろ」

「それ余計タチ悪くないですか!?

って言うか銀さん、マジでどうすれば良いんですか!私こんなのされても仕返しなんてやらないんですよ、前蹴ったのは別にして!」


「自分で言うのもなんですけど偉くないですか!?」と訴えれば「おー偉い偉い」と適当に頷かれた。え、ひどい。


「けどなA。同じドSから言わせりゃもう手遅れだ。最初にそんな面白ェリアクションされちゃあそりゃ弄りたくもなんだろ」

「えぇ〜……」


絶望的な分析に項垂れる。


「銀ちゃん、何とか出来ないアルか?このままじゃA、胃溶解になってしまうアル」

「いや『胃溶解』って何!?『胃潰瘍』だよね!?溶解だとAさんの胃が溶けてるじゃん!!」

「うるせえなメガネ、お前は体がドロドロに溶ければいいネ」

「僕に死ねと!?」


発言はともかく、神楽ちゃんのその優しさに癒されながら銀さんを見やると、彼は「そーだなぁ」と鼻をほじっていた。おいやめろ。


「一旦仕返ししてみりゃいいんじゃねえか?それか、嫌がらせされても無反応でいるとか。どうせお前のことだから、毎度毎度リアクションしてんだろ?」

「た、確かに」


そういえば、毎回悲鳴は必ずと言っていい程上げている。なるほど、奴は私の反応を楽しんでいたのか。

そうと決まれば早速実践だ。


「皆さんありがとうございます。銀さん、今度パフェ奢りますね」

「おっ、マジで?やった」

「銀ちゃん狡い!A、私にも何か奢って欲しいネ!」

「えっ?あ、う……うん。それじゃあまた」


「気をつけて下さい」と言ってくれた新八君に頷き、私は万事屋を出た。


「……はぁ」


うっかり約束しちゃったけど、神楽ちゃん大食いだからな……。胃袋が宇宙に繋がってると言っても過言では無いからな……。お金貯めとこ。


内心冷や汗かきつつ、帰る足を早めた。





〜その後の万事屋〜

「銀さん、沖田さんってもしかして……」

「ぱっつぁんよ、そりゃ野暮ってモンだぜ。いいじゃねェの青春じゃん羨ましい」

「良くないアル。あんな腐れ外道にAはやらないアル」

「お前ら何なの!?」

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茸筍 - でも、カッコいいわ (2021年7月11日 21時) (レス) id: ca7cb48629 (このIDを非表示/違反報告)
茸筍 - 吉沢亮に血染めの犬の餌投げつけるかw w w (2021年7月11日 21時) (レス) id: ca7cb48629 (このIDを非表示/違反報告)
霜夜華(プロフ) - さわさん» そこまで喜んでいただけて嬉しいです!(*^▽^*)続編も頑張ります!! (2017年5月29日 22時) (レス) id: 9126ee9e9d (このIDを非表示/違反報告)
さわ - やったァァァァァ!!w続編なんてすっっっごく嬉しいです(*-`ω´-)9 ヨッシャァ!!楽しみに更新待ってますね!(*´ω`*) (2017年5月29日 22時) (レス) id: e6f444c96b (このIDを非表示/違反報告)
霜夜華(プロフ) - mokamoiさん» い、いちばんですか!?(゜ロ゜;ノ)ノそんな、とても恐れ多い誉め言葉を頂けるなんて光栄です・・・!ありがとうございます!頑張ります! (2017年5月29日 5時) (レス) id: 9126ee9e9d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:霜夜華 | 作成日時:2017年5月12日 2時

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