つまらない ページ22
虹村の家に来たA
来た理由でもある虹村の御見舞をするのに部屋の前まで来たが、どう入ろうか迷っていた
『寝てたら、悪いわよね』
そう思いそーっとドアを開ける事にした
『やっぱ寝てたわね、おでこのシート変えないと』
予想していた通り寝ていた虹村
早速熱を冷ます為のシートを、変えるために貼ってあるシートを取ろうとした時
ガシッ
『えっ!?』
腕を掴まれとても驚き下をみると虹村の目が開いていた
『起きてたの?』
虹村 「...さっき起きて、母さんの話し声が聞こえた」
『寝たふりなんかしないでよ』
虹村 「ちょっとした悪戯だろーが」
『はいはい、シート変えるわよ?』
そう言い、新しいシートを虹村のおでこに貼った
虹村 「冷てっ 頭にジーンと来る」
『しょうがないわよ、我慢して』
虹村 「あーなんか眠くなってきた 俺が寝るまでここに居てくんね?」
『最初からそのつもりよ』
虹村 「さんきゅ...スー」
『...早いわね、修造が居ないと学校がつまらないわ 早く治して頂戴』
ガチャ
独り言を呟き、部屋を出て行ったA
だが、
虹村 「...言われなくても早く治すっつーの 俺もつまんねぇわ」
実はまだ寝ていなかった虹村。
こんな事を呟いていたとは誰も知らない
___________________
『お母さん、お邪魔しました』
虹母 「ほんと、来てくれてありがとうね」
『はい、じゃあまた今度』
虹母 「気をつけてね」
ガチャ
虹母 「修造も、ほんと良い彼女さんができたわね 早く治させないと」
59人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:杏仁豆腐 | 作成日時:2017年1月24日 20時