成り変わり 1 ページ1
「それじゃあ、みんなありがとう。CDたくさん聞いてあげてください!」
<<乙です!
<<もちろんです!お休みなさい!
ふう。CDの話もしたし、オッケーかな。
でも、やっぱり話すのはそらるさんにまかせよ。うん。
こんにちは。まふまふです。
歌い手をしてます。誕生日も迎えてどんどん大人になってるなぁ。
なんて、こんなことは、人間の考えることですね。
ああ、そろそろかな。
“本業”に戻りますか。
ここは異空間。
ぼくの作り出した場所で僕と呼んだ人以外入れない。
『さあ、今どんな気持ちですか?第二の人生楽しいですよね?』
ぼくの目の前に転がっているのは30代後半くらいのおじさん。
目はもう逝っていて…うん。まあこのくらいじゃ足りないんだけど。
「も、戻せよっ、こんなことになるなんて、聞いてないぞ!お前がこうしたんだろ!?さっさと、元の人生に」
くくっ、でも、壊れてるなぁ。やっぱり。
「!?っ、がはっ、、、、」
『うるさいですよ。あなたが願ったんじゃないですか。こんな人生散々だって。だから、僕は第二の人生を与えてあげたのに。やっぱり、“壊れる”んですね。人間は。』
愉快ですよ。
僕は男を蹴飛ばした。死んではない…と、思う。
僕は人間が大っ嫌いだ。
こんなよく深い生き物は、嫌いだ。
だから、壊れて少しは僕を楽しませてよ。
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冬夜 - ステラさんの作品おもしろくて毎回見ています。 更新頑張ってください! (2018年11月25日 9時) (レス) id: 9fc62d19cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ステラ | 作成日時:2017年10月21日 12時