commotion5 ページ6
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「遅れてごめん。」
「遅い。」
謝ったでしょ、をグッと堪えて、
私は和臣くんを促した。
秀明の後、帰る約束をしていたから。
「話が、あるんだ。」
真剣な表情で、そう言う。
「私で良ければ、聞くよ?」
綺麗な目だった。
「じゃあ、ここで。」
秀明から5分ほど歩いた公園。
入口からそこに入った瞬間、
私の身体が、温かな人肌に包まれた。
「…俺、1年の頃から桜香が好きだった。」
ドキッとした。
胸が、キュンと縮まった気がした。
そう…気が、したんだ。
「…ほんと?」
「ああ。…好きだ。」
このときのあなたの目に、
嘘なんてなかったよね?
それとも…もっと深く見つめていれば…
あんなことにはならなかったのかな?
「私も、好きだよ。」
「…俺と、付き合って。」
「…うん。」
私はすぐに知ってしまうんだ。
「じゃあな!また明日。」
「うん。またね、若武。」
私を家まで送ったあとの、あの光景を。
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- 金 運: ★☆☆☆☆
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作者名:エイミー | 作成日時:2016年9月12日 8時