history13 K side ページ14
・
「谷山さん、」
「小塚、毎日来てくれてたの？
ありがとね。」
「大丈夫、なの！？」
僕が思わず大声を出すと、
谷山さんはちょっと驚いた顔をして、
綺麗に微笑んだ。
「ん。迷惑かけて、ほんとごめん。」
「っ…。」
「小塚…。」
淡い水色の服を着た彼女は、
消えてしまいそうに儚かった。
「私、さっきの話のほうが気になる。」
「さっき？」
「う…ん…。
小塚、ほんとに私のこと…」
彼女の目が、僕を捕らえて離さない。
「え、っと。」
言い淀むと、谷山さんは、
フッとその唇に笑みを含ませたんだ。
「…別に、期待はしてないよ。」
その物言いは、どこか黒木に重なった。
わざと、遠回しに言う。
表情だって、クルクルと変えられる。
「小塚？」
谷山さんが不思議そうに僕の名前を呼ぶ。
これから言うことが、
自分の頬に熱を集めるのには十分だった。
けれど…いうしかない。
「…僕は…、
谷山さん、君が好きです。」
思いきって言うと、
彼女は、微かに目の端を赤くした。
そして、一瞬目を伏せ、
口を開く。
「私は、」
そこで、僕は気付いたんだ。
僕には、“フラれる”っていう可能性もある、
ってことに…。
・
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 24人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「探偵チームKZ事件ノート」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
エイミー(プロフ) - 夢美さん» ありがとうございます！頑張ります！！コメント、ありがとうございました！ (2016年5月10日 22時) (
レス) id: 18c0d67c28 (このIDを非表示/違反報告)
夢美 - スゴいキュンキュンします！これからも更新頑張って下さい！ (2016年5月10日 17時) (レス) id: c4b82c2ea3 (このIDを非表示/違反報告)
エイミー(プロフ) - あおいさん» そう来ましたか！でも、何とかします！！天然…が、上手く出来るかは分かりませんが…。 (2016年5月8日 23時) (レス) id: 18c0d67c28 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - エイミーさん» 関係無いけど天然アーヤか、砂彩が見たいです。(うん…作品と全く関係ないね。) (2016年5月8日 22時) (レス) id: 238742477c (このIDを非表示/違反報告)
エイミー(プロフ) - あおいさん» すみません！私の気まぐれで出します、アーヤ。何かリクエストがあれば、出来る限り答えさせて頂きます！ (2016年5月8日 22時) (レス) id: 18c0d67c28 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：エイミー | 作成日時：2016年5月4日 10時
